以下、戦勇。』の某登場人物の盛大なネタバレを含みます。
概要
『戦勇。』の登場人物、初代魔王ルキメデス×シオン(ロス)の腐向けカップリング。
ルキメデスとシオンは親子関係、
初代魔王ルキメデスとクレアシオンは上記に加えて宿敵の関係となっている。
ファザコン、殺伐、bl……など作品の作風は幅広い。
ネタバレ
二人の因縁はとても深く、戦勇。本編のストーリーを語る上で外せないものとなっている。
※ロス=クレアシオン=シオンということを念頭に置いてお読み下さい。
■本編1章
千年前、伝説の勇者クレアシオンは初代魔王ルキメデスを封印して、共に眠りについた。
(これは封印が解けても、共に目覚めることが出来るようにだと伝えられている。)
クレアシオンことロスは封印が解けた後、アルバやルキと共にひとときの平和な旅を楽しむが、最後はルキメデスを封印するため、再び眠りにつくことを選択する。
MQ版ではルキメデスがロスへ向けて「シー…」と呼びかける台詞が追加された。
■本編2章
ルキメデスとシオン(ロス)は、こどものように遊んだり研究に没頭したりする父親と、家事や仕事をする息子という親子関係であった。シオンの親友クレアも交えて、三人は平和に暮らしていた。
だが、魔法研究をしていたルキメデスがシオンとクレアを殺してしまう。
その後、蘇生したクレアの体を乗っ取ったルキメデスは世界征服のために魔界を作り、村人を研究材料に使う、人間界や弱い魔族を襲うなどの被害を出した。
シオンは父を止め、クレアを取り戻すため、クレアシオンと名乗って旅に出た。
アルバやトイフェルの力を借り、ルキメデスを倒したシオンは、ルキメデスの魂を死なせることを選ぶ。
この時の回想や台詞から、シオンがオリジニアでの日常を大切に思っていたことがわかる。
MQ版の追加シーンによると、ルキメデスはシオンに料理の味が母と似てきたと言っていたらしい。
■本編3章
回想にて、初代魔王ルキメデスが魔界のオリジニアに戻るシーンがあり、魔王になった後のルキメデスの心理描写がある。
また、魂状態でのルキメデスが出てくるシーンがあるが、シオンについては一切言及をしていない。
一方シオンは魂状態のルキメデスが妻子が生きていると知ったのか気にしている。
■本編4章
正史軸でも二人は親子でありながら敵対しており、シオン自らの手でルキメデスの命を終わらせている。
こちらのルキメデスは魔法を独学で完成させており、本編よりも研究に費やした年数が長い。
そのため、親子として共に過ごした時間も本編より長いと思われる。
回想にて出た本編1章頃の会話よると、ルキメデスはクレアシオンに刺客を送り込んでいたようである。
■ジャンプSQ版
ロスは正真正銘の王宮戦士となっており、勇者アルバ、ルキと共に旅をしている。
初代ルキメデスは既にクレアシオンに倒され、死亡しているらしい。
右手に包帯を巻いている、シーたんと呼ばれている、親友と会うのが10年ぶりくらい……など引っ掛かる部分は多いが、作中でロス=クレアシオンとは断言されていない。
また、初代ルキメデスも同じく(好物がコーンポタージュという点があやしいが)クレアの体だとは断言されていない。
SQ版は本編と違いギャグであるため、シリアス要素は少なく、設定も大きく違っている。
二人の関係についても触れられていないが、その分妄想の余地がある。
二人の関係
シオンからルキメデスへの感情を説明するシーンは多いが、反対にルキメデスがシオンをどのように思っていたのかはとてもわかりにくい。
・二人が一緒に過ごしていた期間はルキメデスが狂っていたこと
・シオンがある程度の年齢まで健全に育っていること
・魔法を完成させたルキメデスがシオンを殺したこと
・魂状態のルキメデスの台詞
………………………………など掘り下げたいシーンは尽きない。
別名・表記ゆれ
(ルキメデスの体が別人のものとなっているため、別CPとするかは個人の判断による。)