概要
パーソナルカラーとは、その人の持つ色(髪・瞳・肌)と雰囲気が調和する色のこと。簡単に言えば「自分に似合う色」だが、正確にいうなら「自分の”顔”が映える色」である。
パーソナルカラーを顔まわりに置くことで、血色や肌ツヤが格段によく見えるようになる。
現在一般的に広く知られている分類方法として、まずすべての色を「黄み」・「青み」の二つに分け、そこから鮮やかさ・明るさで当てはめていく、というものがある。この黄み/青みを「イエローベース」・「ブルーベース」と呼び、肌色や髪・瞳の色に合わせてその人が元々どのベースカラーに近いのか、その中でもどのトーンが似合うかを調べていく。
パーソナルカラーは季節に準えて四つ(現在では、さらにそれぞれ細かく分けていく手法が増えている)に分けられる。
- イエローベースで明るく淡いトーンのもの→春(スプリング)
- ブルーベースで明るく淡いトーンのもの→夏(サマー)
- イエローベースで暗く重いトーンのもの→秋(オータム)
- ブルーベースで暗く重いトーンのもの→冬(ウインター)
もっとも似合うカラーの系統を「ファースト」、次に似合う系統を「セカンド」と呼ぶこともある。
実際には、イエローベース・ブルーベース両方の特徴を同じくらい持ったグリーンベース(ニュートラルベース)の人もいるため、必ずしもこの四つの誰かにピッタリ当てはまるというわけではない。また、元々白人の多い欧米で提唱・定義された概念であるため、そもそもの肌の黄みが強い東洋人(黄色人種)に完全に対応できるわけではなく、たとえばブルーベースのウインターと診断されたが、肌色に合わせるとイエローベース系の色の方が似合うという人もいる。
なお、日本色彩学会のアンケートでは、日本人女性のパーソナルカラーの分布についてイエベ春23%:ブルベ夏40%:イエベ秋21%:ブルベ冬16% という割合(自己診断も含む)となっており、イエベ:ブルベは概ね1:1である。他の調査でも、基本的にはブルベ夏が一番多く、その次に多いのがイエベ春または秋で、ブルベ冬が最も少ない、という割合になっており、イエベ:ブルベは1:1の割合で分布している、という結果になっている。
インターネット上である程度自己診断もできるが、専門の講習を受けた指導者による診断を受けた方が確実である。
また、似合う色はその人の好む服の系統や顔の雰囲気、髪型などにも関係してくるため、パーソナルカラーと違うからと言って絶対に似合わない、ということはない。多くの診断会やパーソナルカラーについて解説しているサイトでは、仮に似合わないとされる色でも、他のアイテムでバランスを整えて着こなせるよう指導が行われている。
関連リンク
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アニメ画でも顔色の違いが出るので注目。→NPO法人日本パーソナルカラー協会による紹介記事
myiro|パーソナルカラー・骨格・顔タイプ診断・メイクレッスン【大阪・北摂】
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SPECTACLE_Spectrum「色神による色講座」において、パーソナルカラーが説明されている。