概要
メコン川流域やチャオプラヤ川流域、マレー半島、スマトラ島、ジャワ島、ボルネオ島などに分布し、大きな河川や池などに生息する。
食性は草食性が強い雑食で、付着藻類や水草のほか、デトリタスや底生動物、小魚などを捕食する。
全身黒の体色が特徴で、特に目立った模様はない。
成長すると色が薄くなり、灰色に近くなる。
口は下向きで、2対の口ひげを持つ。
同じくラベオ亜科のレッドテールブラックシャークに似ているが、あちらはエパルゼオリンコス属、こちらはラベオ属と、属から異なり、本種は最大50~90cmと、かなり大きく成長する。
日本では熱帯魚として知られ、昔から飼育されるポピュラー種のひとつ。
大型魚の為、かなりの広さの水槽が必要な他、気が荒く、他の魚を追い回したり、怪我をさせ、時には殺してしまう事もあるので飼育する際には注意が必要。