概要
死期が近い患者に安らかな最期を迎えてもらうための施設。
一般的な医療施設のように「病気の治療」を目的としたものではなく、患者の心身の苦しみを緩和することが目的となる。
その歴史は中世ヨーロッパにまで遡るという。
役割は大きく3つに分けられる。
- 身体的ケア
体の自由が利かない入居者の場合、食事や入浴、着替えなどの介護的な補助を行う。
病気により痛みがある人はその緩和が行われることもある。
- 精神的ケア
病気の苦しみや、死への恐怖心をやわらげるために医師やカウンセラーによるケアが行われる。
- 社会的ケア
入居者本人やその家族のために、いわゆる終活の手伝いをする。