概要
Minecraftに登場する敵mob(モブ)。ネザーにのみスポーンする。
オーバーワールドでスポーンするスライムのネザー版ともいえ、ジャンプした際には表面が分割されたように開き、オレンジ色に輝くマグマのコアが見える。統合版ではこのコアが発光している。大きい個体は倒されると分裂するのはスライムと同じだが、スライムよりもジャンプ力が高く、突然高所から降ってきて奇襲される事もしばしば。逆に、水平方向への機動力は低く、平地で戦う分には弱い。また、最小個体でも攻撃力があるため注意が必要。他にもスライムと比較すると落下ダメージを受けない、炎関連のダメージを受けない、といった違いもある。
スライムは小サイズの個体のみスライムボールを落とすのに対し、こちらは中サイズ以上の個体のみマグマクリームをドロップし、これは耐火のポーションの素材として使われるほか、4つでマグマブロックを1つクラフトすることも出来る。小サイズの個体はマグマクリームをドロップしないため、中サイズ以上の個体はスライムボールをドロップしないスライムと対照的である。
Java版ver1.19および、統合版ver1.19.0から小サイズの個体はカエルに捕食されるようになった。捕食されると光源ブロックであるフロッグライトをドロップする。捕食されたカエルの色によってフロッグライトの色も異なる。
以前はネザー内でそこそこの確率でスポーンしていたが、ネザーアップデート(1.16系)以降はネザーの荒れ地(旧称のネザーにあたる場所)以外に玄武岩のデルタ、ネザー要塞にもスポーンするようになった。特に玄武岩のデルタは彼らの生息地のようで出現するmobのほとんどがマグマキューブであり、玄武岩のデルタの高低差が激しくガタガタとした不安定な地形とマグマキューブの高いジャンプ力と上下方向への急襲性能は非常に相性が良く、ネザーでの生存率を低下させる厄介な存在となっている。そのため、「ネザーのバイオームの中では玄武岩のデルタが一番嫌い」という声も少なくない。
また、ピグリンの巣窟である砦の遺跡にはこのマグマキューブのスポナー(モンスター スポーナー)がある。ネザーに存在するスポナーは現在これとネザー要塞のブレイズスポナーのみである。
先述の通り、火炎ダメージと落下ダメージが両方無効であるという特性故に、マグマキューブは所謂トラップ(全自動でMobを倒しドロップ品を沢山集める機構)の作製難易度がとても高かった。かつて、マグマキューブに自動的にダメージを与える手段は、「ウィザー」という強力なボスMobが他のMobを倒した時にドロップする「ウィザーローズ」くらいであり、その入手の面倒さ故に中々ハードルが高かった。現在では、より簡単に入手できる「粉雪」による凍結ダメージがマグマキューブにも有効であるという点から、マグマキューブトラップの製作難易度がはるかに下がった。