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ガスト(Minecraft)

がすと

ガスト(Ghast)とは、英語で「恐ろしいもの」の意。様々なゲームに同名のモンスターが存在するが、ここではMinecraftに登場するモンスターについて記載する。
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概要編集

ガスト(Ghast)とは、Minecraftに登場するモンスターである。

通常のモンスターとは異なり、通常の世界では出現することが無く、異世界『ネザー』に出現する。


生態編集

見た目は白い立方体の上に何本かの触手がぶら下がったような格好で、このビジュアルがタコともクラゲ、或いは豆腐とも言われることがある。

非常に体が大きく、これはMinecraftに登場するmob(動物、モンスター含め)の中で、エンダードラゴン及びウィザーが実装されるまでは最大の大きさであった。


普段はネザーの空中を子供の声のような不気味な鳴き声と共にゆっくりと漂い、プレイヤーを発見するとすすり泣いているような顔から一変、眼を見開いて火球を口から吐き出す。

これが何かに接触すると爆発し、周囲のブロックの上が発火する。

爆発力はあまり高く設定されていないため、丸石以上の爆発耐性があるブロックであれば破壊されることは無いが、ネザーを構成する主なブロックであるネザーラックを破壊し、その上炎を発生させる(ネザーラックは一度着火すると永遠に燃え続ける)ため、撃たれ続けると地形がどんどん壊されていき、足場も非常に悪くなってしまう。

この火球は近接武器や素手の攻撃、あるいは弓矢によって弾き返すことができ、うまくガストにぶつけて倒せば【進捗『差出人に返送』】【実績『仕返し』】を達成できる。

なお、跳ね返した弾はガストに当たると基本的に必ず一撃で倒せる(内部的にはハート500個分にあたる1000ものダメージを与えているため、コマンドでガストのHPを無理矢理異常に増やして1000以上にすれば流石に一撃では倒せなくなる)が、他のMobにはガストの攻撃力と同じ爆発ダメージになる。跳ね返すとこちらの攻撃に変わってしまうため、場合によってはゾンビピグリンなど中立Mobを敵対してしまうこともある。


また、この火球がネザーゲートを直撃するとポータルも破壊してしまう。上記のネザーラック破壊も含めてネザーが危険な原因は主にコイツといってもいいだろう。

火玉で爆発して足元のネザーラックが破壊→高所からの落下死やマグマダイブ…なんてこともあり、こうなると仮に生き残っても復帰しようとブロックを積み上げようとすれば再びガストに見つかって同じ現象が起こる可能性は高く、落ちた場所から移動すれば高確率で道に迷う、といった地獄のような選択を迫られる。または火打ち石と打ち金を忘れて来てしまい、ネザーポータル破壊→帰れなくなる→仕方なくネザー要塞探し→道に迷う…なんてこともあり得る。

もう一度発射されたガストの火球で再着火する、ネザー要塞や荒廃したポータルで見つかるお宝のチェスト、砂利から手に入る火打ち石と鉄で作れる火打ち石と打ち金で再点火、木材などの可燃性ブロックを使い、溶岩で延焼する等の方法で再着火することは可能だが、いずれにせよ初めてネザーに行くときはネザーゲートの周囲、足場を丸石等で囲む事でネザー探検の拠点を作るというプレイスタイルが一般的である。

いざという時のために道具『火打石と打ち金』を持ち込むか、ネザー側の拠点のアイテム保管用のチェストに置いておく等の手段で、比較的安全にネザー探索を行うことができる。

ちなみにネザーに生息する敵対Mob全般に言える事だが光源で湧き潰しを行うことはガストには通用しないので注意。


ガストはモンスターとしては珍しく『プレイヤーを追跡して攻撃する』というAIを持っておらず、常にフラフラと飛び回っているだけである(その代わりに、索敵範囲は他のモンスターより広い)。

逆に言えばこれはプレイヤーへ一向に近づいて来ないため、近接武器による攻撃はほぼできず、弓矢も命中させるのが難しいという事でも有り一筋縄ではいかないモンスターである。

これに対して、『釣り竿』を持ち込みガストにルアーを引っ掛けて引き寄せて一気に近接武器で退治するという離れ業も対策として存在しているが、このガストの一本釣りはタイミングが少々シビアな上ルアーの届く範囲でなければならない。


倒すと火薬および『ガストの涙』を落とす事があり、火薬は他のモンスターも落とすが後者は再生のポーションを醸造できる貴重な材料となる。

フラフラとマグマの上を飛んでいる事が多いため、これらの材料を回収するのは至難だが、ネザーアップデートで追加されたスケルトンがよく現れるソウルサンドの谷バイオームではガストの出現率も高いため、周囲全体を石で囲って安全を確保すれば素材集めにも専念出来るようになる。


攻撃などでダメージを受けると

「ヒイ゛ェェェェ!」

「ヴィ゛ィ゛ィ゛!!」

「オ゛ア゛ァァァ!!!」

などと、凄まじい悲鳴断末魔をあげる。

ネザーの不気味な雰囲気と暗い音楽、そしてクリーパー以上に地形を頻繁に破壊する強さもあいまって、その恐ろしさはまさにネザー(地獄)といえるだろう。


備考編集

ガストはネザーのMobらしく完全な火耐性を持っており、炎やマグマによるダメージを一切受けない。

そのため、ネザーでは天井から流れ落ちる溶岩流を浴びているガストの姿を見ることがある。


また、"Ghast"とは幽霊、お化けの意味であるがガスト自身はアンデッド属性を持たず、アンデッド特攻のエンチャントの効果も受けない。

回復のスプラッシュポーションによるダメージも受けることが無い。

ガストの体力は少ないため、攻撃力エンチャントのついた武器で攻撃すると一撃で倒す事もできる。一撃で倒せれば悲鳴を聴くこともないため、地形の破壊を極力防ぐためにも推奨されている。


バージョンアップによってネザーゲートからプレイヤー以外のmobを行き来させることができるようになった後も、ガストのみその巨体から2×3という狭いネザーゲートを通す事は非常に難しい(無理やり押し込みでもしないと通過しない)。

しかし、バージョン1.7へのアップデートでネザーゲートが任意の大きさで作成できるようになり比較的簡単にネザーから通常世界へ連れてくる事が可能になった(ネザーゲートは後のアップデートで最小2×3(黒曜石の枠は横4マス縦5マス)、最大21×21(黒曜石の枠は縦横ともに23マス)までに制限された)。

ただし、これはマルチプレイ等で『意図せずガストがネザーから出てきてしまう』という事態を同時に招くものでもあり、街の近くや街の中の大きなネザーゲートから突然ガストが出現して爆撃を仕掛けてくるという惨事を招くため注意が必要である。


マインクラフトダンジョンズ編集

DLC第4弾のネザーの炎にて、誰もが予想できなかった、まさかの中ボス化。

ピグリンブルートウィザーなどがボスとしてふさわしそうだが、まさかのコイツである。

NintendoSwitchのゲームニュースによると、鍛えられているとのこと(どうやって鍛えたのかは不明)。

もちろん火球を跳ね返すことはできないが、やはり遠距離型の敵であるためか、体力は少なめ。

近づいて戦うとかなり楽になる。

玄武岩デルタ真紅の森では2体同時に出現する。

後にもう1体のネザーの中ボスとして野火(投票でファントムに負けたブレイズの上位種)が登場したが、ボスは追加されなかった。

また、ネザーの炎のDLCを買うと、ベビーガストというガストの幼体がペットとして連れていけるようになる。

関連タグ編集

Minecraft ネザー クラゲ タコ 怪物

他のネザーのMobたち

ストライダー ピグリン ゾンビピグリン ホグリン マグマキューブ ブレイズ ウィザースケルトン ピグリンブルート

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