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ネザー

ねざー

ネザーとは、Minecraftに登場する火や溶岩、凶暴なMobが存在する地獄のような世界の事。
目次 [非表示]

概要

Minecraft』における、複数ある世界の一つ。

黒曜石ブロックを最低10個(※)、内側が最小縦6・横4ブロックのゲート状に並べて、火打ち石で着火することによってネザーに通じるポータルが開かれる。

※最小の場合四角く作るなら14個必要だが、四つ角の4個は省略可能であるため、最低必要なのは10となる。ただし、斜め方向にブロックを接続できない仕様に加え、黒曜石ブロックの処理に時間がかかるため、四つ角を抜く時は天辺構築の為に仮置きするブロックや地面の下準備が必須となる。


通常世界のオーバーワールドと比べるとその危険性は計り知れず、十分な準備を用意しないと戦利品の入手はおろか、生還すら危ぶまれる程である。だが同時に、ネザーでしか入手できない希少品も多いため、やり込む人間には避けて通れない要素の一つ。


古英語で "nether" は「低い」「下方の」を意味する形容詞であり、『Minecraft』以外でも「地獄」「冥土」を "the nether world" と表現する。

余談だが、オランダを意味する"the Netherlands"も「低地の国」という意味である(オランダ語だと"Nederland")。


環境

世界自体がネザーラックで構成された、極めて大きな洞窟のようであり、巨大な空洞が見渡す限り広がっている。

崖と窪地といった地形が途切れることなく広がっており、小さなトンネルも確認される。

砂利ソウルサンドブラックストーンが所々に点在するほか、グロウストーンの鍾乳石が天井から垂れ下がり、キノコがまばらに生え、自然発火した火がそこら中に見られる。

バージョン1.16以降のネザーアップデートでは、赤い色と青緑色をした森や原住民達が現れるようになり、独特な生態が見られるようになった。

現時点で確認できる鉱石は『ネザークォーツ(石英)』と『ネザー金鉱石』と『きらめくブラックストーン』、そしてダイヤ製の装備をさらに強力な物にアップグレードする素材が手に入るとても珍しい鉱石「古代の残骸」のみ。


最下層には広大な溶岩の海、天井から溶岩流が絶えず流れ込んでおり、まさに地獄の様相をこれでもかと醸し出している。

転落事故を起こそうならばアイテム全ロスは避けられない。

さらに採掘中に突如溶岩が流れ込んでくる(俗称:1マス溶岩)可能性も存在し、溶岩は通常世界の水と同じ挙動で動き、滑らかな流動性をもってしてプレイヤーに襲いくる。また、オーバーワールドに比べて溶岩に触れた際に食らうダメージ、やけどダメージを受ける時間も増えており、量・質ともに溶岩の危険度が高い。

また、通常では水が存在しない世界であり、水入りバケツ(水バケツ)で水を流して消火を試みても、中身が一瞬にして蒸発してしまう。水を吸収したスポンジも置くとすぐに乾燥する。氷系のブロックは置けるが、破壊しても水は流れない。大釜に水を入れることは可能で大釜に入った水は蒸発しないが、水の入った大釜を消火用途に使うのは難しい。


危険極まる原生生物が多数生息しており、心休まる瞬間は少ない。

ゾンビピグリンはこの世界においては癒し枠となる中立Mobの一体だが、下手に攻撃を加えると集団から報復を仕掛けてくる危険性を持っている。

しかし以前は敵対Mobしか存在しなかったネザーも溶岩の上を歩行する不可思議な友好Mobのストライダーが現れるようになった。


ちなみにネザー内でコンパスの針を見るとデタラメな向きを指し示し、真っ当に使う事ができない。コンパスを正常に機能させるにはロードストーンというアイテムが必要になる。

さらに昼夜のサイクルが無いため時計も高速でぐるぐると周り続けてばかりで、ベッドを使用しようものなら何故かベッドが大爆発を起こす(置いたベッド自体は回収可能)。このベッドを使用することで大爆発を起こすのは仕様扱いのようで、この大爆発で死亡すると、『「ゲームの仕様」に殺された』というなんともメタなメッセージが表示される。


また、オーバーワールドとネザーの座標は8:1で対応しているため、「オーバーワールドからネザーに入る→ネザー内で移動→オーバーワールドに出る」というプロセスを踏むことで、普通にオーバーワールドを移動したときの8倍遠い地点へ移動できる。このため、各拠点にネザーポータルを設置することで移動を楽にするテクニックが存在する。


オーバーワールド同様に最下層には岩盤が生成されるが、ネザーは最上層にも岩盤が生成され、基本的に空を拝む事はできない。クリエイティブ等で岩盤を破壊すればその先にある光景を見る事ができるが、そこには岩盤だけで構成された平らな大地と薄暗く不気味な空が無限に広がっている(空の色は岩盤の下にあるバイオームに依存する)。


因みにVer1.16.210まで、統合版ではJava版とはブロック、アイテムの名称が違うものが多かった(後述)。


主なバイオーム

  • ネザーの荒地

見慣れたネザーラックで構成された殺風景なバイオーム。バイオームがなかった頃は単にネザーという名前だった。

ガストやマグマキューブが時折スポーンするが、大半は中立のゾンビピグリンなのでネザーの中では比較的安全な場所である。アップデートでピグリンやエンダーマンも湧くようになったが、こちらも中立(条件付き敵対)なので気をつければさほど問題は無い。


  • 真紅の森

Minecraft- Crimson Forest

1.16のネザーアップデートで実装された新バイオーム。

と銘打ってはいるが、実際に生えているのは木ではなく菌類である。


その名の通り赤を基調にしたバイオームで、地面のネザーラックには赤い菌糸のナイリウムが伝播している。まるで木のように成長した巨大な真紅のキノコが林立しており、葉の部分は『ネザーウォートブロック』、幹は『真紅の幹』として回収できる。真紅の幹はオーバーワールドの原木と同じく木材に加工してあらゆるアイテムの原料とする事が可能だ。それ以外にも、成長していない小さな真紅のキノコが生えていたり、昇降に利用可能なツタがそこら中から垂れていたりもする。

時折木には『シュルームライト』というブロックが生成されることもあり、光源として収穫可能。幹は斧で、幹以外はクワで素早く採れる。

また、新Mob『ピグリン』と『ホグリン』のスポーン地でもあり、彼らとはここで遭遇することができる。ピグリンは気を抜くとすぐに敵対してくるため中々面倒だが、金を渡すと希少なアイテムをくれる事もあるので、金を大量入手できたら希少なアイテムのために貢いでみよう。ホグリンは強力な敵Mobだが、一方でそのドロップ品は豚肉であり、ネザーの希少な食料源であるため、万が一ネザーで拠点を構えて過ごさざるを得なくなったらこのバイオームをオススメする。盾や溶岩入りバケツ(溶岩バケツ)を駆使して生き延びよう。


  • 歪んだ森

Minecraft- Warped forest

真紅の森と同じく、1.16から実装された新バイオーム。

深紅の森の色違いのようなもので、性質的には似ているがこちらは青緑色の「歪んだキノコ」が中心のバイオームであり、敵は中立Mobのエンダーマンのみがスポーンする不思議な森となっている。エンダーマンと目を合わせさえしなければほぼ敵にやられて死ぬ事は無いため、ネザーの中で最も安全なバイオームと言って良い。


  • ソウルサンドの谷

Minecraft- Soul Sand Valley

ソウルサンド、ソウルソイルで構成されたバイオーム。

巨大生物の遺骸をイメージした骨ブロックによる化石と、まばらに燃える青い炎が特徴であり、不気味だがどこか神秘的な印象を醸し出す。

また、天井に向かって伸びている玄武岩の柱が生成されることもある。

オーバーワールドでも見かけるスケルトンが多くスポーンする地でもあり、他にはエンダーマンやガストも見かけることがある。ソウルサンドで足を取られ移動速度が低下している時にスケルトンから狙われるため、盾を所持していないとあっという間にやられてしまう。


  • 玄武岩デルタ(玄武岩の三角州)

Minecraft- Strider

大量の玄武岩とブラックストーン、点在する溶岩の池で構成されたバイオーム。

高低差が激しく不安定でガタガタとした地形をしており、マグマキューブが多数スポーンするのが特徴。マグマキューブは本来そこまで強い敵ではないが、この高低差の激しく溶岩の池が点在する地形では高いジャンプ力とノックバックによって非常に厄介な敵と化し、容易にプレイヤーを溶岩に落としにかかる。総合的にはネザーの中で最も危険なバイオームだろう。

また、ブラックストーンは丸石の代用品として使う事ができるため、これまた万が一ネザーに拠点を構えて過ごさざるを得なくなった場合、ここでブラックストーンをかき集めて石のツールを作ろう。

ガストはここでもスポーンする。また、溶岩が多いためストライダーが溶岩の近くにいることも多い。


主な建築物

  • ネザー要塞

ネザーを探索していると、時折ネザーレンガのブロックで構造された要塞を確認できることがある。開けた場所で見つけた場合はネザーレンガの柱が下層の溶岩湖まで伸びていることもある。

ブレイズウィザースケルトンはここでのみスポーンし、それぞれ固有のドロップアイテムである『ブレイズロッド』や『ウィザースケルトンの頭』はここでしか入手できない。

また、塔同士の連絡通路となる橋が崩壊していたり、流れ落ちる溶岩がかかっていたりと、探索は容易ではない。たまにガストに邪魔されることもあるが、ネザーレンガブロックは爆発でほぼ破壊されないので面倒なら無視する方がいいだろう。


  • 砦の遺跡

ピグリン達の根城となっている廃墟となった巨大な砦。主にブラックストーンのレンガと、きらめくブラックストーンで構成されている。ブラックストーンを構成する玄武岩デルタを除いたすべてのバイオームで見つかる可能性がある。

砦の遺跡は4つのパターンが存在し、金ブロックでできたホグリンのオブジェのある橋、ホグリンが放牧されているホグリン小屋、ピグリン達の倉庫のチェストが複数存在する住宅、そしてダイヤツールやネザライトインゴット等が入っている事もあるチェストが存在する宝物庫がある。ピグリン達は金の防具を一箇所でも身につけていれば攻撃してくる事はないが、チェストを開けたり壊したり、金系のブロックを採掘すると敵対するため、戦闘を避けて彼らの所有物を得るならば、金インゴットで気を逸らすか、自身の周りにピグリンが来られないように囲いを作るが吉だろう。因みに金系のブロックは金ブロックはもちろん、きらめくブラックストーンやネザー金鉱石、果てはオーバーワールドの金鉱石までも対象になっている。金への執着心の異常さが窺える。またチェストに関しても、元から遺跡に存在するチェストは勿論、プレイヤーが置いたチェストを開けた時にも敵対し、更にはチェストではない樽やシュルカーボックスを開けた時ですら敵対する。ここまでくると最早頭がおかしいと言わざるを得ない。

またピグリンブルートと呼ばれる砦の防人も存在し、こいつは完全な敵対mobである。ピグリンブルートを攻撃しても周囲のピグリンが敵対するため、直接攻撃はせず溶岩で焼き殺すなどするのが最善。


主なブロック・アイテム

ブロック

ネザーラック

ネザーの大半を構成するブロック。

肉塊か何かのように見える赤いブロックだが、ゲームによっては『暗黒石』と訳されており、石の類いだと思われる。そのためか、非常に壊しやすいブロックだが、ツルハシ以外で壊すとアイテム化してくれない。

この上で火打石(火打ち石)やガストの爆発などにより着火された炎は、手動で消火させない限り永久的に消えない性質をもつ。

石のようなブロックでありながら壊しやすい所為なのか石切台(ストーンカッター)やクラフトで加工することが出来ず、かまどで精錬するとネザーレンガという黒いレンガが出来る。対爆性能もオーバーワールドの土ブロック並みに低く、ガストの火球攻撃が着弾しただけで簡単に複数崩壊してしまう。ネザーに一時的な拠点を構えるならば、ネザーラックではなくそれを焼いたネザーレンガを使用するか、現世の石系ブロックを用いると良いだろう。

ネザーアップデートでネザーラックに金が散りばめられた『ネザー金鉱石』が追加された。

ネザー金鉱石は数が多く、どんなツルハシでも回収できる代わりに金塊になる。しかしシルクタッチを用いれば、鉱石のまま入手でき、かまどや溶鉱炉で精錬すれば金インゴットになる。


統合版では何故か名前が『ネザーック』になっていた。

また、ネザー金鉱石はネザーをVer1.16.210まで『暗黒界』と訳しており、『暗黒界ゴールド鉱石』という翻訳の悪影響がモロに出た名前に変わり果ててしまっていた。

Ver1.16.220以降は大幅な翻訳の修正により、『ネザーゴールド鉱石』となった。

これに限らずVer1.16.210まで、統合版ではアイテムやブロックの翻訳が色々とおかしく問題視されていた。(下記参照)


ナイリウム

深紅の森、および歪んだ森にある菌糸が伝播したネザーラック。

ツルハシでそのまま掘ったり上に何かしらのブロックを置くとネザーラックに戻ってしまうが、シルクタッチエンチャントの付いたツルハシで破壊すればナイリウムとしてアイテム化する。また、エンダーマンが持つこともあるため、エンダーマンがこのブロックを持っている間に倒すという強引な手段で手に入れることも出来る。

ナイリウムに隣接するネザーラックに骨粉をかけると、そのネザーラックにナイリウムが伝播する(両方のナイリウムに隣接する場合はランダム)。また、ナイリウムに骨粉を使用すると、下記のキノコや根が広範囲に生えるため、持って帰っておきたいブロックのひとつである。


統合版では、何故か名前が『リウム』になっていた。


ブラックストーン

溶岩の海周辺や玄武岩デルタ、砦の遺跡に生成されるブロック。

石切台で各種建築ブロックに加工できる他、丸石の代用品として用いることも可能でかまどや石製のツールを作成できる。採掘以外には、ピグリンに金を渡す事の見返りとして入手する事もできる。

また金が散りばめられた『きらめくブラックストーン』という物があり、こちらは砦の遺跡でしか生成されない。きらめくブラックストーンは採掘すると90%の確率でそのまま入手でき、10%の確率で金塊になる。


統合版では、きらめくブラックストーンが何故か『金色のブラックストーン』になっていた。


ソウルサンド

通常世界のオーバーワールドで言う土のようなものだが、この上で歩くと移動速度が低下する。

移動の上では邪魔なブロックだが、後述する『ネザーウォート』の生育のための必要な土壌である他、後述のソウルソイルと同じく一部アイテムの色違いである「魂の○○」系統のアイテムの原料でもある。松明と一緒にクラフトする事で『魂の松明(魂のたいまつ)』がクラフトでき、この松明で『魂のランタン』を作ることも可能。また、焚き火のレシピの石炭をソウルサンド/ソウルソイルに差し替える事で魂の焚き火を作る事もできるため、インテリアが捗ること請け合いである他、魂の焚き火は通常の焚き火の倍のダメージを有しているため、トラップにも用いる事が可能。しかし、これら魂の光源は光源よりも光源レベルが低い点には注意しておこう。また、これら魂の光源はピグリンを退ける効果を持つ。


また、これまたソウルソイルと同じく火をつけると青い炎が出る。青い炎は通常よりもダメージが大きい。

よく見ると、叫ぶ顔のようなテクスチャが確認できる。ネザーで散ったクラフターのものだろうか…

サンドの名の通り、砂と同じくシャベルが最適ツール。また、靴に付けられるエンチャント『ソウルスピード(魂のスピード)』が付いている状態では逆に通常よりも速く移動出来る。ただし、歩くたびに靴の耐久力が減る可能性はあるので注意。なお、このソウルスピードの付いた靴でソウルサンドを歩いていると、魂のようなパーティクルが周囲に出ることがある。

実は高さが通常のブロックよりも低く、溶岩と隣接するソウルサンドの上を歩くと溶岩に触れてしまう事もある。


このソウルサンドをオーバーワールドに持ち帰り水源の下に置くと、後述のマグマブロックと正反対の強い上昇水流を作り出し、高所に高速移動するためのいわゆる「水流エレベーター」に使用できる。

他にもこのブロックをT字型に4つ置き、その上にウィザースケルトンの頭を3つ置くことでボスのウィザーを召喚することが出来る。これまたソウルソイルも同様。


玄武岩

玄武岩デルタにのみ生成される岩石。石系のブロックではあるがオーバーワールドの石よりも対爆性能はやや低く、用途も基本的に建築用である。

ガストの火玉の爆発には耐えられるため、玄武岩デルタで地形が崩壊する被害には遭わない。そのため、オーバーワールドの石系ブロックがなくなった場合はこれでガストの火玉対策を施すことも可能。

なお、統合版では長らく不具合で何故かガストの火玉の爆発に耐えられていなかった。(1.16.200のアップデートで修正)


石系のブロックなのにも関わらず向きが存在しており、横向きに置いた場合と縦向きに置いた場合で見た目が異なる。その所為なのか石切台やクラフトで磨かれた玄武岩にすることは出来るが、ハーフブロックや階段など他の建築ブロックに変えることはできないという変わった性質を持っている。


グロウストーン

ネザーラックに垂れ下がる形で生成されるブロック。基本的に天井に10数個構成されていることが多い。

普通に破壊した際に出てくる『グロウストーンダスト』はグロウストーンを破壊することで2~4個ドロップし、ポーションの醸造素材としてポーションの効果を強化するのに使える。

入手手段は限られており、オーバーワールドではウィッチを倒すか、統合版の司祭(Java版の聖職者に相当)村人との取引でVer1.18.12までエメラルドと交換することでしか入手出来なかった。Ver1.18.30以降は後述のJava版同様、グロウストーンそのものを入手できる。Java版の聖職者からはダストではなくグロウストーンそのものを入手できるため、自分で破壊するのが少々面倒だが一応ダストも取引で入手可。4個でグロウストーン1個に復元出来るが、幸運エンチャントでグロウストーンを破壊してもグロウストーンダストは5個以上ドロップしないので、グロウストーンを誤って破壊した場合は復元が難しくなっている。

シルクタッチエンチャントでグロウストーンを破壊するとグロウストーンそのものを回収することが可能で、こちらはリスポーンアンカーの作成とそのリスポーン回数の補充に使う事ができ、建材兼光源としても扱える。光源レベルは松明(たいまつ)よりも強いため、湧き潰しとしても使える。

先述の通りJava版では聖職者との取引でも入手できる他、ランダムでスポーンする行商人との取引でエメラルド2個で1個手に入る。


マグマブロック

アップデートで実装された新しいブロック。

このブロックの上にいるとダメージを受ける性質を持ち、溶岩湖付近で発見できる。素の明るさは3と実はかなり暗め。

オーバーワールドでも海溝の底や海底遺跡、帯水層に生成されており、水中に下降水流を発生させ、巻き込まれたボートやMobを一気に海底にまで引きずり込む。

ダメージを受ける性質はスニークするか、氷渡りのエンチャントが付いた靴を装備することで防げる。

また、この上に湧ける敵も限られており、ネザーの敵はゾンビピグリン・ガスト・マグマキューブの3種しか湧く事ができない。そのため、それぞれのトラップを作成する時に用いる事ができる。


真紅の幹/歪んだ幹

ネザーアップデートで追加されたブロックであり、先述の通りオーバーワールドにおける原木(丸太)、板材(木材)と近い使い方ができる。

それぞれ赤と青の色彩を持つ。

加工すると木材として利用できるだけでなく、オーバーワールドの木と異なり耐熱性を有しており、溶岩などで焼失することはない。

ネザー内で木造建築して生活するのも悪くない。オーバーワールドの木と同じようなものなので、クラフトで木材から作業台やチェストを作ったり建築アイテムのドアやフェンスなども作れるし、幹4つでテクスチャが全面樹皮のブロックに変える事も、斧を使用して樹皮を剥いだ原木にする事も可能。


統合版では深紅の幹が『幹(クリムゾン)』になっていた。歪んだ幹は『ゆがんだ幹』と珍しくひらがなになってる以外は変わっていなかった。

…が、歪んだ幹4つをテクスチャが全面樹皮の菌糸にクラフトすると、何故か『ゆがんだ菌』というひどい誤変換になっていた。

この『ゆがんだ菌』は、ちゃんと『ゆがんだ菌糸』に無事修正された。


また、葉にあたる部分はネザーウォートブロックで構成されており、青いものも同じ性質を持っている。こちらの用途はあまりないが、コンポスターの堆肥に使うことは可能で、作物の種よりも堆肥レベルを上昇しやすいという強みがある。


シュルームライト

真紅の森/歪んだ森で確認できる光源ブロック。

シーランタンやグロウストーン同じく、マイクラ内で最高の明るさを放つ光源のため、森を見つける事ができれば簡単に光源を手に入れる事ができる。ただ大量に入手しようとなると少し面倒臭い。

統合版では『きのこライト』とまた中途半端に直訳されている。


ソウルソイル

ソウルサンドの谷で見かけることができるブロック。ソウルサンドと違い移動速度軽減の効果が無い。

ソウルサンドと同じくこの上で火打ち石で着火すると、青い炎が燃え上がる性質を持っている他、クラフトの材料としても共通点が多く、ウィザーを召喚するためのブロックとして使えるのもソウルサンドと共通している。

また、このブロックの上に溶岩とオーバーワールドの青氷が隣接すると、玄武岩が生成される。


統合版では『魂の土壌』という名前になっていた。


古代の残骸

ダイヤモンド装備を上回る作中最強のツールをクラフトするために不可欠なアイテム。

これを用いて作る『ネザライト装備』は、まさしくエンドコンテンツに相応しい性能をしており、掘削力・攻撃力・耐久性の高さはもちろんのこと、溶岩に投げ捨てても焼失することはないという凄まじさである。古代の残骸そのものもアイテム化しても溶岩耐性があり、焼失しない。


しかし、この鉱石はそう滅多に見つかるものではなく、標高に関係なく見つかる可能性は一応あるものの、オーバーワールドのダイヤモンド鉱石と同じぐらい見つかりづらいと思っていいだろう。ちなみに高さはY=15が最も高確率。

それを4つかまどで製錬してネザライトの欠片に変え、さらに金のインゴット(金の延べ棒)4つでネザライトインゴット(ネザライト インゴット)がようやく一個できるという鬼畜仕様。

そのインゴットをツールや防具の形に並べることを考えると、血反吐を吐いて悶え狂う程の苦行を強いられることとなる。…と、思いきや、流石にそれはやりすぎだと判断したのか、鍛冶台を用いる事で各ダイヤツールにネザライトインゴット1つを合成する形で完成するという斬新な仕様になっていた。防具を全身ネザライトにするなら古代の残骸は計16個で済むことになる。

なお、この古代の残骸は爆発耐性が黒曜石並みで非常に頑丈なので、ガストの火玉の爆発はもちろん、TNT(TNT 火薬)の爆発でも破壊されない。効率を求めるならば、TNTを敷き詰めて爆発させて周囲を一気に破壊してみるのもまた面白い手法だろう。ただし、爆発の範囲やダメージは大きいため着火後はすぐに離れること。

また、ネザライトインゴットは鉄インゴット(鉄の延べ棒)や金インゴットと同じく9つでブロック化とブロック1つをインゴット9つに戻すことが出来る他、後述するロードストーンのクラフト素材にもなる。

ちなみに、これらのネザライト系のアイテムは通常の採掘と精錬で入手する他、先述の『砦の遺跡』のチェストから入手する事もできる。いずれにせよ再生可能資源ではないが、採掘より冒険が得意なプレイヤーはそちらを入手手段にするのも悪くないかもしれない。


統合版では古代のがれきという名前になっていた。

精錬して出来るネザライトの欠片は、統合版ではネザライト スクラップという何か失敗したような残念な名前に変わり果ててしまっていた。


泣く黒曜石

ピグリンとの取引で入手できるブロック。

従来の黒曜石と比べると性質が違い、紫色の液体が滴り落ちていたり、光を放っていたりする。

硬いのだけは普通の黒曜石と同じで回収にダイヤモンドのピッケルが必要なのも黒曜石と同じ。

またゲート状に並べて着火してもポータルは起動せず、黒曜石の代わりには使えない。

ちなみに泣いている黒曜石自体は実はかなり昔に裏で実装されており、いわゆる没データの一つとして一度は削除されたが今回めでたく復活した。


これだけではただの装飾ブロックだが、泣く黒曜石を6つと、グロウストーン3つを作業台でクラフトするとネザー内でリスポーン地点の設定が可能となるリスポーンアンカーというブロックが出来上がる。リスポーンアンカーはグロウストーンを使うことでネザーでリスポーン地点を設定出来るようになり、最大四つまでチャージでき、リスポーンする毎に一つずつ消費していく。リスポーンの残数が多いと光源としても機能する。ネザーで死ぬことを前提に考えているなら予備のグロウストーンは忘れないようにしておこう。ただし、オーバーワールドやエンドで使用しようとするとネザーやエンドでベッドを使用した場合と同じように大爆発を起こす


ピグリンとの物々交換以外では荒廃したネザーポータルに黒曜石の代わりにいくつか生成されることがあるという程度でしか見つからないため、オーバーワールドでも見かけないことはないが割と珍しいブロックである。


ロードストーン

ネザーの構造物のひとつである砦の遺跡のお宝チェストにしか入っていない珍しいアイテム。クラフトすることも一応可能だが上述の通り、ネザライトインゴットが必要なので、ネザライト製のアイテムが欲しいならこれを無理して作る必要はない。因みにクラフトするにはネザライトインゴット1つを囲うように模様入りの石レンガ8つが必要になる。

このアイテムの特徴は通常ではネザーだと機能しないコンパスを適当な場所に置いたこのブロックにコンパスを使うことでロードストーンのある場所に位置を記憶させ、コンパスをオーバーワールド以外でも正常に機能させることである。なお、リスポーンアンカーと違ってジ・エンドで同じことをやってもコンパスは正常に機能する。


コンパスをロードストーンに向けて使うことでロードストーンコンパスという通常のコンパスとは別のアイテムに変わり、設置したロードストーンのある位置を指してくれるよう紐付く。コンパスにエンチャントのエフェクトが出るようになるがこれを元のコンパスに戻すことは出来ないので注意。

紐付けしたロードストーンを破壊したりロードストーンコンパスを持ったまま別の世界に行ったりすると、再び位置はデタラメになるが再度設置したロードストーンや別の世界に置いたロードストーンに使えばそちらに紐付き、再び機能するようになる。


統合版では『ロデストーン』とおかしな名前になっていた。おそらくLodestoneのLodeの部分をローマ字のように読んでしまったのだろう。


アイテム

ネザーウォート

ネザー要塞や砦の遺跡で発見できるアイテムで、多くのポーションの基本的な醸造素材として用いられる。

ソウルサンドの上に植えると生育し、栽培する事ができる。

植物かどうかはわからない物体だが、エディションやバージョンによっては『暗黒茸』と訳されており、またネザーウォートを9つクラフトすると、深紅の森の巨大キノコの葉っぱ部分にあたるネザーウォートブロックを作ることも出来るので、キノコの一種だと思われる。ちなみにネザーウォートブロックをネザーウォートに戻す事はできないので、うっかり全てブロックにしてしまわないように注意しよう。


統合版では上記の通り、ver.1.16.210までネザーのことを暗黒界と訳されていた所為でアイテム名が『暗黒界ウォート』と違和感のある名前に変わっていた。

ネザークォーツ(ネザー水晶)

ネザーで採掘できる鉱石。

ブロックに形成して建築に用いたり、レッドストーン回路の素材に使ったりなど、使用法は様々。ただし、ネザーウォートと同じくブロックにすると元に戻すことは出来ないので注意。

水晶そのものを石工の村人が買い取ってくれる他、クォーツのブロックは石工が売ってくれる。

水晶そのものを入手する他の手段として、ピグリンとの物々交換で入手するという手もある。というかこれが唯一の再生手段だったりする。


統合版では『闇のクォーツ』と、やはり翻訳の悪影響を受けた名前に変わり果ててしまっていた。


ブレイズロッド

ネザー要塞でスポーンするブレイズというモンスターを撃破するとドロップする棒状の物体。

醸造台のクラフト素材であり、ブレイズロッドそのものをクラフトするとブレイズパウダーが2つ手に入る。ブレイズパウダーはポーション作りの根幹を担う他に力のポーションを醸造する素材にもなる。

また、ブレイズパウダーはエンダーマンが落とすエンダーパールとクラフトすることでエンダーアイを作ることが可能で、これは別の異世界ジ・エンドに向かうために必要なアイテムとなる。また、ブレイズパウダーと現世で得られるスライムボールをクラフトする事で、マグマクリームを入手する事も可能。

ブレイズロッドは他にもかまどの燃料にもなり、ジ・エンドのコーラスフルーツをかまどで焼いたものとクラフトすることで光源のある棒のエンドロッドを作ることも出来る。


ガストの涙

ガストを倒すとドロップするアイテム。

主にポーションの材料となっており、醸造すると再生のポーションとなる。


深紅のキノコ/歪んだキノコ

それぞれ深紅の森、歪んだ森に自生しているキノコ。深紅のキノコはホグリンの好きなもので、歪んだキノコはストライダーの好きなものだがホグリンの嫌いなものでもある。それぞれの好物をそのMobに対して使用する事で、ネザーのMobながら繁殖させる事もできる。

いずれもナイリウムに骨粉を使用することで下記の根と一緒に少数生えることがある。それぞれのナイリウムに対応したキノコに骨粉を使用することでキノコがネザーの森で見たものと同じ巨大キノコに変わり、シュルームライトや幹、ネザーウォートブロック/歪んだウォートブロックなどが生成される。


統合版では深紅のキノコの名前が『キノコ(クリムゾン)』、歪んだキノコの名前が『ゆがんだキノコ』に変わっていた。


深紅の根/歪んだ根/ネザースプラウト

深紅の根は深紅の森、歪んだ根とネザースプラウトは歪んだ森に生成される。ナイリウムに骨粉を使用すると、上記のキノコと一緒に多数生える。

どれも現在はコンポスターの堆肥に使う程度しか用途はない。また、ネザースプラウトはハサミを使わないとアイテム化しない。


しだれツタ/ねじれツタ

キノコと同じく、深紅の森/歪んだ森に生えているツタ。しだれツタは巨大キノコを構成するネザーウォートブロックから下に、ねじれツタは歪んだ森のナイリウムの上に生成されている。

どちらのツタもオーバーワールドのツタと同じように登り降り出来る。また、ツタはハサミかシルクタッチエンチャントの付いたツールを使わないとアイテム化しないが、ネザーのツタはどちらもそのまま破壊してもアイテム化する可能性があり、骨粉を使えば伸ばすことも出来るという利点がある(オーバーワールドのツタに骨粉を使うことはできない)。

ツタはブロックの横に置けるが、しだれツタはブロックの下からしか置けず、ねじれツタはブロックの上にしか置けないという特徴がある。基本的にはブロックの上に置けるねじれツタの方が使いやすいが、しだれツタも危険なネザーで下に降りる手段のひとつになる。


統合版ではねじれツタは『ねじれたつた』と微妙に変わっている程度だが、しだれツタは翻訳の悪影響が出ており、『ウィーピングつた』と変わり果てた名前になっていた。


ネザーレンガ

ネザーラックをかまどで焼くと出来る黒いレンガ。これ4つでネザー要塞を構成しているネザーレンガのブロックを1つクラフトできる。また、これ2つとネザーウォート2つで赤いネザーレンガのブロックをクラフトすることもできる。

性質的にはオーバーワールドで粘土を焼くとレンガが出来るのと似ている(見た目も色以外はオーバーワールドのレンガと同じ)。


主なMob


関連タグ

Minecraft ディメンション(Minecraft)

マインクラフトワールド

マグマ 地下 地獄 異世界

ジ・エンド(Minecraft)


参考文献

ネザー - Minecraft Wiki

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