ストーリー
ごく普通の小6男子磯部達彦の家に、ある日突然白馬に乗った王子がドアをブチ破って突っ込んでくる。
メルヘン王国から来たグリム王子の目的は、磯部をメルヘン人に仕立てあげ、メルヘンに興味が全く無い自分の代わりに王子をやってもらうこと。
王子が持ち込んだメルヘン菌の効果により望まずして半メルヘン化してしまった磯部(イソッペ)とグリム王子のメルヘンな共同生活がはじまる。
登場人物
グリム王子
御伽の国メルヘン王国の第七王子。
金色の長髪をハーフアップにして、頭に王冠を載せている。
メルヘンには全く興味が持てないらしく、人間界の俗っぽいものが大好き。人間になって人間界で暮らすことを夢見ている。
任侠映画にハマっている様子。
磯部達彦
普通の小学6年生。常識人。
幼馴染の白雪結衣に密かな恋心を抱いていたが、メルヘン化を食い止めるためには白雪のキスが必要だと知らされたことをきっかけに、白雪を振り向かせるため行動を起こす決意をする。
半メルヘン化により、妖精的なものが見えたり虫や動物と会話出来たりするようになってしまった。
磯部の幼馴染。同じく小学6年生だが非常に発育が良く巨乳でヤンマガのカバーをやるほどの売れっ子グラビアアイドル。
激しいツンデレ。
磯部と白雪の同級生。巨乳の美少女だが変態。磯部のことを愛するあまり体操着をもらって匂いを嗅いだり、磯部の服を脱がせて持ち去るなど常軌を逸した愛情表現を繰り出す。
好沢
磯部の恋のライバル。とはいえ最近は主にグリムの使うメルヘンに巻き込まれひどい目に合うのが主な役割になっており、とうとう本人もそれを自覚しはじめた。
村田乙丸
グリムがメルヘン王国で雇っていたヤクザの組長の息子。喧嘩が強い。
父親がメルヘンにハマってしまい、背中に「パトラッシュの犬」の刺青を彫られたり、かばんにカワイイものを詰められたり、好沢同様ろくなことが無い。
磯部に恩があるため兄弟分として慕っているが、その磯部が思いを寄せている白雪を好きになってしまい引け目を感じている。
ダンテ
地獄王子。グリムのライバルを自称しているがグリムには相手にされていない。閻魔帳によって地獄の死者達を呼び出すことが出来る。
ママ
磯部の母親。
若々しく可愛らしいい外見とは裏腹に
「夜はわたしだって吸い込んだり吸い込まれたりなんですからね」
「私なんてパパに貞操を奪われたんだから」
「ママだってパパとあと一戦あるんだから」
という小娘とは一線を画す経産婦ならではの発言で人気爆発中。
用語
メルヘン菌
魔女が作った薬。磯部が保菌中。
人間の体をメルヘン人の体に作り変える。
心から愛する人にキスしてもらうと菌の効果は消えるらしい。
飛び出す絵本
童話の登場人物達を具現化したり、使用者に憑依させたりする魔法が使える本。グリムがメルヘン王国から持ってきたものだが、半メルヘン人の磯部にも扱うことができる。
閻魔帳
地獄の死者を蘇らせ使役することが出来る本。ダンテが主にグリムの邪魔をするために使う。一回ブック〇フに売られそうになった。
メルヘーニュ!
メルヘン王国の挨拶。
あ痛ーす!!
作中で使われる。痛い、の意。