ラゴゼ・ヒイヨ
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らごぜひいよ
日本のホラー小説作家・黒史郎が創作したクトゥルフ神話の神格。
「託宣無き月」とも呼ばれる神。
作品ごとに設定の差異はあるが、いずれの作品でも満月の表面に十字の影あるいは亀裂が走った姿は共通する。
初登場の『ラゴゼ・ヒイヨ』など初期の作品では、満月に十字が浮かぶのと同時に地球に皮膜が出現し、満月、十字、皮膜のどれが本体かは不明とされていた。
犠牲者の精神に干渉し、皮膜に空いた穴の中に入るように誘導しどこかに連れ去る。
『童提灯』では、山の上空に姿を現す蟲のような姿の神が本体。満月に浮かぶ十字は、その影とされた。皮膜はラゴゼ・ヒイヨではなく鬼布団という別の怪異。
『ボギー 怪異考察士の推測』では人間を連れ去り複製する怪異現象を構成する要素の一つ。皮膜ではなく引力を持った光で人間を連れ去る。
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