概要
演:ロニー・コックス
リチャード・ジョーンズとは、『ロボコップ』のキャラクターで愛称は「ディック」。
オムニ社の保安担当で当社社長。
実は裏でクラレンス・ボディッカーら一味と繋がりを持っている悪人。
自分の邪魔であれば相手を殺害することも躊躇しない冷酷な性格。
治安維持用のロボット警官として、ED-209を製造し、最初はホームタウンであるデトロイト市に配備。ゆくゆくは世界中の紛争地帯に軍事用ロボットとして売り込み、莫大な富を得る腹積もりだった。
そのため、クラレンス一味と裏で結託。彼に警官を殺させ、警官の数を減らした後に、治安をより悪くさせ、治安維持用にとED-209が必要になる環境と状況とを自分自身で作り出していた。
しかし、最初のデモンストレーション時に失敗。更に、クラレンスが殺害した警官、アレックス・マーフィーがロボコップとして蘇り、活躍し始めた事から、計画に狂いが生じる。
クラレンスの口から黒幕だと言われ、逮捕に来たロボコップに対し、第4指令とED-209で退ける。
クラレンスを釈放させ、彼らにロボコップを始末させようとするも失敗。再び訪れたロボコップに、証拠を突き付けられる。
第4指令により、手出しができないロボコップを前に、オールドマン会長を人質に取って逃げようとする。
しかし・・・・
会長「リチャード(吹き替えではジョーンズ)、お前はクビだ!」
会長からクビと言われて第4指令の対象外に。そのままロボコップのオート9の弾を受け、会長室から転落死した。
ノベライズでは、ひそかに「ミスター・パンチ」というあだ名が付けられている事が判明する。やたらと拳骨を振るいたがるためだが、同時に昔からあるTVの人形劇「パンチ&ジュディー」のキャラクター、パンチに似てもいるためとの事。
興奮したジョーンズは、口のききかたやひょろっとした体つきなど、パンチ人形そっくりらしい(加えて、ジョーンズはしょっちゅう興奮してばかりいる)。
ドラマ化企画
20年9月に、「オムニ社(OCP)副社長ディック・ジョーンズの若き日を描く前日譚ドラマ」の企画が持ち上がるというニュースが入った。
前日譚ドラマでは「リチャード・ジョーンズという男がいかにしてディック・ジョーンズになったのか」を主筋に、映画では描かれなかったオムニ社や近未来のデトロイトの背景が扱われる、との事。
「ビジネス」と「法の執行」をテーマに、テクノロジーやシリコンバレー、企業、警察など、さまざまなモチーフが織り込まれ、「ロボコップの出ない『ロボコップ』」といった作品になるらしい。
ただしこのニュースが出た時点では、企画は初期段階とみられ、実現には配給会社のゴーサインのほか、パートナーとなる企業などが必要とのこと。