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CV:岡村明美


概要編集

800年前、魔族と戦った韋駄天の生き残りで、ハヤトの師匠。

嘗てはプロンテアも鍛えた。


常に無表情で感情の読めない人物だが、その実態は超が付く程と称するのさえ生ぬるいレベルの鬼コーチ。

平穏世代の韋駄天達

毎日ハヤトには地球一周や組手といった修行を付けているが、その方法は毎回相手が出血多量かつ体の節々がボロボロになって立てなくなるレベルまでひたすらフルボッコし続けるという、傍から見ればただのリンチやタコ殴りにしか見えないもの。

しかし、韋駄天は急速な回復能力と強い自己治癒能力がある他、周囲の環境やそれまでの経験に合わせて体を変化させていく体質なので、「より戦闘に特化した体を作る」という目的の為には、一応理にかなった修行法ではある。

…恐らく、本人はそのような考えなど一切ないと思われるが。


かくいう彼女自身も、現段階では文句なしに韋駄天最強の存在であり、魔族の最強格であるニッケルを圧倒する実力を誇る。

既に何百年という時を修行と戦闘に充ててきたことにより、体の一部として剣を召喚できる域に達している。


彼女がここまで強さと戦いに拘るのは、過去に起因している。


今でこそ強者故の余裕に満ちる彼女だが、その昔は「おじいさま」という先輩韋駄天達に守られてばかりの臆病な少女だった。

魔族の封印にあたり、おじいさま達がその礎となって消滅したことに伴い、現世に取り残された彼女は、再び訪れるかもしれない魔族の脅威にひたすら怯え続けた。

しかし、平和を実感し始めて気を取り戻していった彼女は、その恐怖心を糧にひたすらに己を鍛え続け、プロンテアの修行を終えた時にようやく、恐怖を克服することができた。


ハヤトからは超えるべき壁と認識されているものの、そのハードな修行内容から敬意は一切抱かれておらず、「ババア」とぞんざいに呼ばれては彼をボコボコにしている。


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