概要
リーパーとは「クリミナル・マインドFBI行動分析課」シーズン4「リーパー¥から5「死神との決着」に登場した人物である。ホッチ:が最初にプロファイリングした連続殺人事件の犯人でもある。殺した被害者の所持品を奪い次の被害者に身につけさせる特徴を持つ。
過去
１９９５年から１９９８年の３年間で、２１名を襲い、うち２０名を殺害している。だが、その犯行はパッタリと止み事件は迷宮入りするかと思われた...
10年後...
事件はまだ終わっていなかったのである。
時は2009年ホッチは共にリーパーの事件を捜査したショーネシーに呼び出される、そこでリーパーが犯行を止めた理由が明かされることとなる。
10年前当時実はリーパーが犯行を止めた理由それは捜査を担当していたショーネシーがリーパーから「もし俺をつかまえることをやめるなら俺もハンティングをやめる死を二人が分つまで」といった内容のブラックメールを受け取り、リーパーが提案した契約に同意したからであった。ホッチをショーネシーが呼んだのは死期が迫っていることを予感したからであり、自分の死によりリーパーとの契約は無効となり再び犯行を行うと考えたからであった。
再び起こった事件
そして、ショーネシーが息を引き取った後、リーパーはボストンで若い男女を殺害する犯行を起こす。リード<スペンサー・リードは若い女性の遺体から腕時計が奪われ、代わりに、眼鏡を身に付けさせられているところを発見する。その眼鏡の持ち主は9番目の被害者にして唯一の生存者ジョージ・フォイエットのものであった。(なおフォイエットはアマンダ・デートランドとデート中に観光客のふりをしたリーパーに襲撃されアマンダは67ヶ所身体を刺されて死亡。フォイエットも無数の傷を負い瀕死だったが生還している。病院から退院後行方を眩ませておりその捜索は難航した)
続いて車に乗っていた熟年夫婦を警察のふりをして殺害。妻には前の事件の被害者の腕時計が巻かれていた。しかも、車の中で発見された夫婦の写真には赤い文字で「FATE」と書かれており、これは被害者が殺されたのは天命ではなく10年もの間自らを放置していたことによるものだと考えられた。
ホッチナーによるプロファイリング
- リーパーはOmnivore（雑食系）シリアルキラーで、通常のシリアルキラーと違い被害者のターゲットを絞らない
- 若い女性に集中してナイフを突き立てるが、本質的に捕食者であるため、誰でも殺害する。
次の被害者に前の被害者が身につけていたものを身につけさせるのは、自分の仕業だとアピールし自分の力を我々に誇示するためである
- BTKキラーのデニス・レイダーのように、リーパーは極端に規律正しい性格
このため日常生活では融通の聞かない人物で、他人と親密な関係を築くのが難しいだろう
- 若い女性に対しだけナイフを使って何度も体を刺していることから、リーパーはヘボフィリア（思春期前の子どもやティーンエージャーに向かう性的嗜好の持ち主）である
よって、過去１０年間で１０代の少女に対する性犯罪を持つ男性を調べること
契約を結ばなかった代償
ジャーナリストのコルソンの元へショーネシーの結んだ契約書のコピーをリーパーが送りつけたことを聞いたホッチナーはそれを公開しないように要求する。その後ホッチナーにも過去のショーネシーと同様リーパーから以前と同様の契約の内容のメッセージを受け取るがそれをホッチナーは毅然とした態度で断るも交渉決裂としてバスをハイジャックして全員を殺害。さらにバスの窓には複数の番号が書かれておりそれがフォイエットの隠れ家の番地と一致した。そのうちの一軒で地元警察の警官とモーガンはリーパーの奇襲を受けることに、駆けつけてきたチームの面々が見たのは殺害された地元警察の警官と意識を失ったモーガン、フォイエットのものと思われる大量の血痕であった。さらにモーガンはFBIバッヂをリーパーに奪われてしまった。
リーパーの正体
なぜリーパーはフォイエットに固執するのだろうか。そこに犯人にたどり着く鍵があると考えたチームは、フォイエットが襲われた事件を再検討する。殺害された恋人のアマンダは、19歳の大学生で、フォイエットは、彼女が履修していた授業の助手。そしてプロポーズしたというわりには、2人は出会ってから４週間しかたっていないことが判明。フォイエットの証言に不審感を抱いたチームは、フォイエットが使用してきた偽名を検索。彼が高校、大学の代用教員を務めており、女子生徒に対する不適切行為で停職になっていることを突き止めた。十代の女性に異常な関心を持つ男――フォイエットこそが、リーパーだったのだ。彼はアマンダを殺害、その後、現場から離れた場所から救急に電話し、車で現場に戻ると、救急の到着時間と出血量を計算して、自分自身を刺した。そして被害者のふりをして、捜査に関わってきたのだ。大量の現場にあった血痕も長い期間をかけて自身から抜いたものであった。リーパーことジョージ・フォイエットはコルソンを脅して自分の記事を書かせようとするところをチームが急行し御用となった。
しかしリーパーは逮捕時に「バンディよりビッグになる」と不吉な言葉を吐いていたが、その言葉通り刑務所をすぐに脱走。実は準備していたのは血痕だけではない。彼はマサチューセッツ州の刑務所を調べ、見取り図を用意し、逮捕にも備えていたのだ。
死神の再来
シーズン5第1話「死神の再来」に於いてはホッチナーの家族を狙うのに必要なアドレス帳のページを奪うためにホッチナーを襲撃し重傷を負わせモーガンから奪ったFBIバッヂを用いて身元不明の患者として自ら病院に運び込むなど暗躍している。
第8話「甦ったキツネ」に於いては嘗てチームが対決したカール・アーノルドに面会に来ることを見越して、「崇拝者」としてホッチナーが襲撃された事件の犯人は自分であることとその記事を同封した手紙を送っている。なお手紙にはプロヴィデンスの目が描かれておりそれはリーパーの犯行を証明する印章である。
関連イラスト
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