概要
1994年にナツメからスーパーファミコンで発売された、大地主の娘アニーと彼女に雇われた賞金稼ぎクリントを操作し、アニーの両親の仇であるキッド一味と戦うシューティングゲーム。
と、西部劇テイスト溢れるストーリーラインと見た目ではあるが、実はSF(スチームパンク)である。
アニーの両親が持つ土地とは惑星一つであるし、クリントは宇宙全域を股に掛ける賞金稼ぎであるし、キッドは宇宙海賊であり、敵として大小問わずメカ・ロボットの類が多数登場する。
画面手前に居るプレイヤーキャラクターと画面奥にある銃の照準を操作するタイプのシューティングであり、通常時は自機の移動、射撃時は照準の移動を行うという、少し慣れの居る操作感ではあるが、
「通常時の回避手段としての『ジャンプ』」
「射撃時の緊急回避としての『ローリング』」
「敵弾は基本的に自弾で打ち消せる」
などのシステムにより、敵弾を華麗に避けたり、その場に居座って撃ちまくることで敵を圧倒したりと、爽快感溢れるプレイングが可能。
近年には新しいキャラやステージを追加したリメイク作『ワイルドガンズリローデット』もPS4・Switch・PC(steam)で発売された。
スーパーファミコン版は生産数が少なかったらしくプレミアソフトに入るのだが、2020年9月23日にSwitchの「ニンテンドーオンライン スーパーファミコン」に追加された。つまり、Switchではオリジナル版とリメイク版の両方が出た事になる。
プレイヤーキャラクター
- クリント
射撃時の照準の移動が早く、攻撃面に向いたキャラクター。
このゲームは、足を止めて射撃を続けていると倒した敵の点数に倍率がかかるようになる上、一定の点数での1UPもあるため、稼ぎに向いているのはクリントのほうなのだが、アニーに人気を食われがち。
- アニー
つば広の帽子とドレスを身に纏った、ふわりとしたブロンドの女性。
ジャンプの高さ、飛距離に長ける、回避面に向いたキャラクター。
ローリングやジャンプ時にドレスの裾から生足を惜しげもなく晒すその姿に魅了されたプレイヤーは多い。そもそも前面の裾だけ異様に短いドレスを着ているので、生足は晒しっぱなしではあるのだが、ゲーム中のアニーはこちらに背を向けているので、その美脚を拝むためにはジャンプするかステージをクリアせざるを得ない。
さらには、キャラクター選択時にABXYの各ボタンを押すことによって、ドレスのカラーリングが赤・青・白・黒に変更でき、多様なニーズに応えることが出来る。
- ドリス
「リローデット」から登場する追加キャラ。巨漢の女性でクリントからは「ジャンボ姉ちゃん」と呼ばれている。
銃器は一切使えず、グレネードで戦うパワーファイター。オート射撃は無いが、チャージをすると最大7個までグレネードを一度に投げることが可能。攻撃面も移動面も非常に癖が強いが、全キャラの中で最もスコアが稼げる。
- バレット
「リローデット」から登場する追加キャラ。ドローンを連れたダックスフント。
射撃は本体ではなくドローンの方が行うので、射撃中にも自由に動くことができる。その代わり標準は動かせないが特定の範囲をオートでロックオンしてくれる。
総じて初心者向けの性能だが、背景のオブジェクトを打つのは苦手なのでスコアと残機は稼ぎにくい。