概要
桓武天皇の皇子、母は藤原河子、官位は太宰帥、宇多天皇の外祖父。
経歴
延暦11年(792年)に誕生、弘仁5年(814年)に四品、天長4年(827年)に中務卿、後に太宰帥(二度就任)・弾正尹を歴任し二品に進み嘉祥3年(850年)に式部卿に就任した。貞観9年(867年)に薨去。死後の仁和3年(887年)に一品・太政大臣の位が贈られた。
人物
賢明で寛大な性格であり奏寿宣命の法は藤原緒嗣から教わり後に藤原基経や大江音人に教えたという。
家族
子の一部は臣籍降下をして平姓を名乗ったという。娘の班子女王は光孝天皇の女御となり宇多天皇を産んだ。