概要
アニメ『UN-GO』のキャラクター。映画とテレビシリーズに登場。
見た目は白髪に黒い瞳の美少女で、外見年齢は12歳くらい(小説版より)。「大野妙心」を名乗る会師と共に和服をアレンジした服を着ている。
キャラデザ担当の一人・高河ゆんによると「巫女的な雰囲気で、服装には『蛾』の意匠を取り入れた」とのこと。赤い部分は金魚もイメージしている。また、両サイドのお団子はパンダがモチーフらしい。
表向きは新興宗教団体「別天王会」の教祖だが、その正体は因果と同じく人ならざる者である。
人間の言葉を現実にする「言霊」の能力を持つ。「ただの空の映像を惨劇映像に見せる」「○○はここにはいないと言えばその姿が見えなくなる」「平和な夜なのに突然戦闘機が襲ってくる」など、現実化させるものに制限はない。
だが、その言葉を聞いた人間にのみ効果があり、(人が「ある人物」だと偽ろうとしても「ある人物」本人がその場にいる時など)現実空間と矛盾する場合は無効になるという点から、実際には催眠術のようなものだと思われる。
言葉に関する能力を持つが、別天王自身は言葉を発することがなく、彼女の目的や要望は明かされないままだった。
『続明治開化 安吾捕物帖「魔教の会」』に登場する天王会教祖・別天王がモデルで、因果論の別天王会事件もこの短編を下敷きにしている。
ネタバレ
元々は因果と同様に紛争地域の国に封印されており、ある人物によって日本に持ち帰られる。その後は「別天王会」の現御神(あきつかみ)として祭り上げられることに。
この時は仏像のようなものに閉じ込められていたが、作中では少女の姿と白い獣の姿を取っている。
同じ場所に封印されていた因果は人間の身体を借りているものの、別天王には特にそういった描写はない。