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概要編集

CV:勝地涼


アニメ『UN-GO』の主人公。


近未来、「戦後」の東京で、助手の因果と共に『結城探偵事務所』を営む青年。通称「最後の名探偵」。

世間とは離れて生活しており、現在の住居は戦争の名残である立ち入り禁止区域の廃墟。

事務所のモチーフは「Y,T,G」をあしらったパンダの顔。

(結城・探偵・事務所の頭文字を取ったもので、GではなくJが正しいが、因果の勘違いでGが使われている)

名探偵を自称するものの探偵業の生活は裕福ではないようで、猫探しやバイトなど便利屋に近い仕事もしているらしい。ドラマCDや因果日記では、金銭に拘る様や少々意地汚い様も描かれている。

後頭部の旋毛からくせ毛が跳ねている。昔は長髪で不精髭の時期もあった。


探偵らしく、理性的で常に冷静沈着。言い換えれば他所に構わぬマイペース。

どんな謎も解き明かす類稀な推理力は、警察や連合調整部からも一応一目置かれている。

小柄だが、過去の杵柄のためか運動神経は抜群。

過去の「戦争」の発端となった事件に関与していることから、政府やそれに類する権力者には基本的に不信感を持っている。人の死に名誉を与え、美化するような行為を特に嫌う。

哲学者のような意見を述べることが多いが、その思想は彼自身の過去に深く根付いていると思われる。

時折、坂口安吾の著作の一文を独りごつ癖がある。


自身の推理力と因果の能力によって真実を暴くが、メディアを牛耳る海勝麟六によって情報は操作され、麟六の描く「美しい結末」(世間に都合のいい結末)が「真実」として公表されるため、その事実を知らない世間からは「海勝会長の推理にケチをつけている」「負け続きの敗戦探偵」と揶揄されている。

一見、麟六と敵対している風だが、主義が相容れない他、切るに切れない因縁を持つという複雑な間柄。




詳細な年齢は不詳。少なくとも高校は出ている。

生年月日は2001年9月11日とあるが、実はこの戸籍を含め現在の「結城新十郎」という名は偽名。

本名も本当の籍も、本編では明かされていない。


元ネタ編集

「明治開化 安吾捕物帖」「続明治開化 安吾捕物帖」に登場する紳士探偵・結城新十郎がモデル。

勝海舟の推理を上回り真実を明らかにする名探偵、海外滞在経験があるという点で共通している。


関連タグ編集

UN-GO

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