概要
一組の男子生徒。長身で、ハーフアップに縛った髪が特徴。
冬服、夏服共にほぼノーネクタイで前のボタンを全部外し、中にTシャツを着ている。
席は窓側から二列目の前から三番目で、六道黄葉の右斜め後ろ。
中学生時代はミッキーと呼ばれていた(本人談)。
1話から登場しているモブキャラの一人だったが、3巻にて名字、6巻でフルネームが判明する。
誕生日や血液型などの詳しいプロフィールは不明。
3巻裏表紙のおまけ漫画「加藤くんの災難」にて、日向三十郎にコーラ1本150円の借りを作るエピソードが描かれており、それ以来緊急時要員として日向にいい様に使われている。
蛇足講座・伍の生徒のクラス分け一覧図に登場しておらず、サイン会の生徒一覧にも載らず、再三主張するもののミッキーと呼んでもらえないなど、扱い不遇キャラの立ち位置を確立している。
5~8巻まで本編の登場が無いが、人気投票では袴田進と同率の8位。
性格
6巻の番外編「加藤の『乱』」にて初めて彼を中心としてエピソードが描かれた際、文化祭の通達があったところで「演劇がいいと思います!絶対。」と、文化祭まで数か月あるにもかかわらず立稽古まで押し通し、周りを巻き込んだ末、自分は裏方であるナレーターをやりたいと主張するなど、少々迷惑な性格であることが描かれる。
「文化祭なら普通演劇」という謎の刷り込みがある。
また、普段髪は黒で塗られているが、その際の初カラーイラストで群青色であることが判明した。
日向に対しては口が悪いが、その他の生徒に対しては穏やかな口調で話す。
朝長編において自室で4組の生徒を匿うことになった際に、女子たちから「変なコトしないでね」「手ェ出さないでよ」と何度も念を押された。
寮は4巻時点で一人部屋になっており、ルームメイトがいつからいないのかは不明。
期末テストの点数は「国語72英語78 あとは聞かないで」。
「閉鎖された学校。充満する狂気と恐怖。生徒達の生き死にを懸けた生存競争が始まる─────。
戦慄の学園サバイバルホラー!!(公式サイトより)」
という状況下で、対抗戦と言われて体育祭だと思ったり、文化祭でテンションが上がるなど、一般的な学校にいるような感覚の、いわゆる普通の高校一年生である。
文字
「消」
左の腰に入っており、主に対象物を消し去る能力である。
基本的には対象物を「目に見えない」状態にする能力で、物体そのものを「消滅」させることは可能かもしれないが、今のところそういった描写はない。
本人使用の場合はいわゆる「透明人間」状態になる。目に見えないだけなので、触れるとバレてしまう。
現在逃走率100%のため、同時に気配も消しているとも考えられる。
自分以外の第三者に使う場合は、自分に使う場合と同じく対象者をその場から視覚的に消し去ることが出来る。「消」の間は、対象者は「何もできない」という制限がある。
ただし、9巻で能力を使った際は全員動いているので、対象に触れている間は行動が可能なのかもしれない。
有効範囲はかなり広く、校舎の二階から一階庭まで発動させることが可能。
どのくらいの規模まで使えるかは不明だが、最高で同時に3人消している。消した後に「すげー勢い」で走って逃げるなどしているため、傍に居なくても効果を保ったままにすることが可能である。
対人用にかなり役に立つ文字であるため、何かと日向にこき使われる原因となっている。
蝕の場合、敵がこちらを視認して襲ってくる場合は有効な文字だが、無差別に襲ってくるもの、空間ごと移動する隔離型には余り役に立たない。
何故この文字を選んだかは不明。