※この記事は、映画『HELLO_WORLD』に関する重大なネタバレを含みます。映画未視聴の方はご注意下さい。
概要
アニメ映画『HELLO_WORLD』の登場人物。
臆病で優柔不断な性格。
「先生」こと未来の堅書直実に出会い、自分達の住む世界が『アルタラ』というシミュレーターに記録された仮想現実の世界であると知ると、「一行瑠璃と恋人関係になり、彼女が幸せに暮らしている未来を記録してほしい」という先生の願いを叶えるため、彼に尽力する。
初めは先生に言われるがままに一行瑠璃と恋人関係になる為のプロセスを作業的にこなしていくが、次第に彼女に本当に恋心を抱くようになり、「目的を達成する為なら一時的に彼女を悲しませることもやむを得ない」という先生のやり方に疑問を抱き、心の底から彼女を救いたいと思うようになる。
神の手(グッド・デザイン)
「先生」から渡された、「アルタラ」に記録されているデータを改ざんできる装置。普段は三つ足の烏の姿をしていて、装着すると青い手袋に変化する。
データの世界である、堅書直実達が住む世界に干渉できる為、想像力次第で物質の具現化などができる。つまりは「チートツール」である。
ただし、使いこなすには「思い込み」が必要である。要するに「自分は何でも思い通りにできる」と強く思い込む事によって、物質を具現化する速度や精度が向上し、より巨大な物も即座に具現化することが可能となる。
真相(※ネタバレ注意)
未来の堅書直実である「先生」は、「アルタラ」の外の世界=現実の世界からやってきた人物であるが、彼が現実の世界と認識していた世界も未来の「アルタラ」が記録する仮想現実の世界に過ぎず、彼もまたデータの世界の人間であった。
本当の現実世界の彼は脳死状態にあり、映画のラストで一行瑠璃が彼を救うシーンが描写されている。