CV:水中雅章
概要
舞台となる国・霄(しょう)の若き皇帝。
前皇帝の妃暗殺の罪を着せられて死んだ女性が幽鬼となって宮廷を騒がせていたことから、呪術を使ってあらゆることを引き受けてくれるという柳寿雪の話を聞いて、宦官の衛青を伴って彼女の元を訪れたのが物語の始まり。
以降、国内で起こる妖しい事件に対する解決の糸口を求めて寿雪のいる夜明宮を訪れるようになる。探偵ものの依頼人だけでなく、寿雪の考察に必要な情報を持ってきたり、事後処理を行う探偵の助手兼刑事的な立ち位置にあたる。
穏やかな気質で何事にも動じず、寿雪のつれない態度にも動じないが、その顔の裏にはかつて皇太后一派によって低い身分だった母を迫害の末に濡れ衣を着せられて殺された挙句に親友も殺され、一度は廃太子にされて幽閉された暗い経歴を持つ。寿雪によって幽鬼になった女性の汚名を濯いだ後に自身の暗殺を謀った皇太后に言い逃れのできない証拠を突き付けて斬首した。
寿雪が現王朝に虐殺された前王朝「欒家」の末裔であることを知る数少ない人間で、祖父が立てた「欒家討伐の法」を廃すことを宣言している。