概要
安全帯は、比較的高い場所での作業で用いられる保護具。
墜落事故を防ぐもので、通常はランヤードと呼ばれる命綱を指定された場所に引っ掛けて使う。
命を守るための器具なので、安全に用いるには正しい使用法について学ばなければならず、日本では一定以上高所での作業に従事する者は作業内容に応じた特別教育を受ける必要がある。
単に安全帯といえば、専ら腰ベルト状のものを指すことが多く、両肩から股関に掛けてのベルトを備えたものは「フルハーネス型」と呼んで区別されるが、腰ベルト型の典型的な安全帯はフルハーネス型と比較して安全性が低いため、床面からの高さ5m(建設業)ないし6.75m以上の現場では2022年までに完全に使用が禁止される。自主的に前倒しでフルハーネス型の着用を義務付ける現場も。