概要
日本で古くから用いられている様式の袋で、単に巾着とも呼ばれ皮革や布を材料として造られる。
ひもを引くと口が閉まるように縫ってあり、金品や貴重品を入れる小銭入れや財布として使われたり、現代の小学校では文具や歯磨き用のコップを持ち運ぶ小物入れに用いられている。
またお守りを入れる守巾着(まもりきんちゃく)といわれるものや、旧軍で入営の際の必需品を入れるのに用いられた大きな巾着袋である奉公袋(ほうこうぶくろ)、応召袋(おうしょうぶくろ)といったものがある。
独特の形状や機能から、巾着の名を持つ生き物や食べ物があり、状態を表す言葉に用いられることもある。