概要
かつて堀川玩具から発売されていたブリキのロボット型おもちゃである。
ロボットの身体を持ちながら首は恐竜のような怪獣という、インパクトのある姿をしている。
歩行→静止して怪獣へ変形→口を動かして火を吐く(電球の発光+発煙)→歩行再開という中々に複雑な動作を行う。単1電池を2本使用する。
ほかの製品にはあった歩行と腕の連動ギミックは実装されていない。
ロボット部分は同社のブリキロボットの流用と思われるが、前述の通り頭は怪獣のものが仕込まれている。
パッケージの箱には、街を背景に光線を吐いている本ロボットが描かれているが、一体なぜロボットと怪獣が融合しているのか、敵なのか味方なのか、そうした説明は一切省かれていることがむしろ想像力を掻き立て、この製品の魅力を高めている(ように思える)。
当時は類似の製品が多数発売されており、この異物感で他製品との差別化を企図したものと思われるが、有機物と機械の合成という当時としては斬新なモチーフで製品化する点には、企画した者の非凡さが垣間見える。
何種類かのカラーバリエーションが存在する。
1996年頃にはメタルハウスから復刻販売が行われた。
余談
時折ネットオークションに出品されては高額で落札される。
ロボット部分をプラスチック製のボディーでリファインしたモンスターロボットという姉妹品(後継品?)も存在する。