概要
魔都に存在する見た目が普通の桃と変わりがないような謎の果実。
食べた者に異能の力を与えるが、女性にしか異能をもたらさない。この為、人類の男女の力関係は崩壊し、女尊男卑の世界になった。
過剰摂取は危険とされており、桃は一人につき一個しか食べられず、その際に発現する能力は基本的に身体能力を強化するタイプであることが多い。
また、桃の能力は本人の気質や素養で決まるという説がある。
食べるには、希望者が国に申請を出して厳しい審査を通過し、専門職の立ち会いのもとで食べるのが一般的。「自然体のままでいい」「得体が知れない」などの考えで桃を食べない女性もいる。
桃の能力を悪用して犯罪を起こす能力犯罪も起きるようになり、能力犯罪用の特殊部隊が警察で創られた。
魔都の中央にある地下洞窟には、桃の木がたくさん生えており、そこから魔防隊の隊員が収穫している。諸外国にも桃の供給を定期的に行なっているが、桃を狙う外国のテロリストが魔都に侵入してくる事もある。
魔都で桃を食べると、稀に桃の力が暴走して体が醜鬼のように変貌して人型醜鬼になってしまう。魔都の瘴気が原因と言われるのが定説で、現実世界ではこの事故は起こらない。