概要
コミックジーン連載「SERVAMP-サーヴァンプ-」に登場する憂鬱の下位・綿貫桜哉と怠惰の主人・城田真昼の腐向けカップリングのこと。「桜真」と書いて「さくま」「さくまひ」等読み方は読み手によって異なるが、「さくま」と読むと人名と勘違いされることがあるため大多数は「さくまひ」と呼ばれているように見受けられる。
関係性(本編)
物語序盤での2人の関係性は幼馴染み兼親友。おちゃらけて振る舞う桜哉に真昼がツッコミを入れる、というのがいつものパターン。
学校帰りに寄り道したりご飯を一緒に食べたりといった姿から仲の良さが窺える。
また、桜哉が自分の普段着のジャージの袖口に似たデザインのリストバンドをプレゼントしている描写もある。
しかし、真昼が怠惰の真祖であるクロと出会ってしまったことによって2人の関係性は変化していく。
実は桜哉はクロ達七兄弟と敵対する「憂鬱」のサーヴァンプの下位だったのだ。
真昼がクロと契約を結んだ事から敵対関係となり、ついには戦闘する事になった。
ベルキアと共に戦闘中、桜哉は真昼に今までの関係は全て嘘のものだったと言い放つ。
幼馴染という設定は桜哉が真昼に植え付けた嘘の記憶であり、本当は中学3年からの1年間だけが桜哉と真昼が一緒にいた時間だったのだ。(記憶を操作した理由は後述する「関係性 深読み」に記述しています)
だが真昼はそれでもなお友人として向き合おうとする。
そして文化祭の日、真昼に全てを打ち明けた桜哉は真昼の前から姿を消した。真昼以外のクラスメイトたちの記憶からは自分が存在していたこと以外の記憶を消し、いまは憂鬱の下位としての活動に専念しているようだ。
その後はベルキアに絡まれた真昼を助けるなど陰ながら真昼を見守っている。カバー裏「サーバンプ学園」でも一緒に居ることが多い。
9巻末アニメ化告知では「オレと真昼の学園青春アニメと聞いて」などと桜哉得でしかないアニメを希望して自分の真祖に怖がられていた。
真昼は桜哉を普通に友達と思っているようだが、調べてみると一巻に一回以上は桜哉のことを思い出したり考えたりしている。 もしかして→両思い
関係性(深読み)
※漫画版に重点をおきつつ二人の関係をより掘り下げた内容となるので、多く本編のネタバレを含みます。ご注意ください。
1巻
5話「選択」
2巻の前夜祭回である
もともと2ショットが多かった二人だが、この話を境に桜哉の様子がおかしくなる。
「真昼…最近何かオレに隠し事してないよな…?何かオレに嘘ついてないよな…?」
なぁに浮気された旦那みてーなこといってんだ・・・?
2巻
なんとこの巻に関しては最後の1話以外桜真の要素が含まれていないところがないのである。
桜真を語るには十分な要素を含んでいる巻といっても過言ではない。
というかこの巻なしに桜真は語れない。
6話「うそつきはだれだ」
桜哉が長いこと学校に来ていない。そのことを心配した真昼は桜哉の電話をかけたり文化祭の喫茶店用のギャルソンを接客がやりたいといっていた桜哉のために作ってきたりとこの話だけでも十分二人の絆が感じられる。御園に紹介するときも「いつもふざけてるけどいいやつなんだ・・・」
真昼は桜哉が吸血鬼だと分かったときひどく絶望したような顔をしていた。しかしそれでも守ろうと思ってしまったため迷いがうまれた。それだけ真昼は桜哉を大切に想っていたのがわかる。
7話「訪れなかった未来について」
御園が切りつけられてしまい、とうとう桜哉を敵としてみなければならない状況に陥る。ついに真昼は桜哉に武器を向けてしまう。
8話「武器を持つということ」
真昼は桜哉を傷つけてしまうこの武器が怖くなってしまう。そしてこの恐怖から怠惰に喰われそうになったそのとき、桜哉は味方に止められるのを聞かずに真昼を救おうと手を差し出した。
「オレはお前に殺してほしくて嘘までついたのに・・・」
これこそどこまでが嘘なのか分からないが、このままだと桜哉と真昼の関係は敵対関係となる。桜哉自身、真昼の敵になりたくなくて真昼の殺意をそそるためにあんなことをしてしまったのかも知れない。そう、桜哉も真昼を大切に想っているのである。
真昼はひどく落ち込み、学校を休んでしまう。
9話「桜哉」
桜哉の過去を知ってしまう。真昼は桜哉のことを何も知らなかったことを悔やみ、桜哉は自分の隣でどんな風に笑っていたのか思い出していた。
中学時代、一人で面談をやることに落ち込んでいた真昼に桜哉は「ひとりじゃねーよ」と明るく励ましていたのである。
あの時の嬉しいと思った気持ちは消えておらず嘘ではなかったことを確かめる。
二人の出会い(ネタバレ注意)
桜哉は周囲の記憶を操作して一年前に中学校に潜り込んでいたという事が彼の回想シーンで明らかになった。
体育のサッカーを一人でサボっていた桜哉に、真昼は初対面にもかかわらず笑顔で一緒にやろうと声をかけた。
その笑顔に桜哉は、
『・・ああ オレ こいつと友達になりたいな』と思い、真昼と友達になる為に彼と真昼が幼馴染という「嘘の記憶」を植え付けたのだった。
関係性(その他)
ドラマCD(未視聴の方ネタバレ注意)
本編のシリアスさとは打って変わり、ドラマCDの桜哉は公式ヤンデレストーカーである。
ベルキア「これだからヤンデレストーカーは困っちゃう☆」
何かあるごとに真昼真昼。何も無くても真昼真昼。
御園「貴様は口を開けば真昼真昼だな。奴しか友達いないのか」
憂鬱組より真昼を優先している節さえあり、勝負事の時には敵だとしても毎度真昼を応援している。
ベルキア「ちょっとォ!桜哉はボクを応援してよォ!」
椿「ちょーっと桜哉、こっちのチームなんだから城田真昼ばっか見てないでちょっとは協力してよねぇ」
ベルキア「オラァ桜哉ァ!なぁにちゃっかりうっかり良いとこ見せようとしてんだァ!」
ドラマCD-アイドルフェスティバル-では
・手紙から気配を感じる
・ペンネーム「まひまひLOVE」
・グッズ無限回収(ストラップ、スマホの3倍くらいある缶バッジ、ラバスト、ぬいぐるみに至っては自作である)
・真昼との焼き肉に5万円要求(何に使う気だ)
・真昼司会の番組に入り込みADになりすまし構成を都合の良い展開に持っていく
などをして周りを驚かせた。
情緒に問題のある先輩「犯罪秒読みだよォ!!」
さらにドラマCD-吸血鬼だらけの日曜日-では家宅侵入までしており周りをビビらせていた。
秒読みどころではない。普通に犯罪である。
その他
・2017夏コミのパンフより2人のロックフェスグループ名は「桜日和」と分かっている。
・「sleepy life of servamp 2」では田中先生の描かれたストーカー桜哉を見ることができる。
・DVD6巻の映像付録では桜哉が恋人繋ぎ(?)でダンスを踊ろうとしていた。