概要
高田崇史氏による小説「QED」のスピンオフ作品。QED『神器封殺』で登場した御名形史紋が主人公となっている。QEDと同じく歴史の謎解きがメインのミステリー小説だが、タイトルの通り毒が作品中に深く関わってくるのが特徴。
主要登場人物
御名形史紋
主人公。能面のような顔立ちをした不愛想な男。ありとあらゆる毒に詳しく自らの職業を毒草師と称している。毒だけではなく博学で推理力が非常に高い。
- 「この世には毒でない物質は存在しません。単に物質に対する感受性と、量の問題です。」
- 「水も酸素も塩も砂糖も、摂取しすぎれば死に至ります。」
西田真規
医学関係出版社「ファーマメディカ」に勤務する男性。
- 上司である遠藤悟士の知人の知人が御名形であったこと。
- その縁で彼にマンションの斡旋をしたこと。それにより文字通り隣人になったこと。
- 編集長命令によりとある事件の周辺を調べるよう命じられたこと。
・・・といった奇妙な運命により、事件、御名形に関わっていくことになる。
神凪百合
毒草師『白蛇の洗礼』より登場。レギュラーキャラ。解毒斎という、毒に対する耐性が極めて高く、普通の人間なら死ぬ毒がまるで効かない体質。その体質により御名形の助手になる。