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QED

きゅーいーでぃー

講談社から刊行されている高田崇史による歴史ミステリー小説のシリーズ
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曖昧さ回避編集

QED

  1. ラテン語の文句「Quod Erat Demonstrandum」の略称。
  2. フランドール・スカーレットの必殺技→QED「495年の波紋」
  3. 加藤元浩による漫画作品。「Q.E.D.」を参照。
  4. 高田崇史による推理小説のシリーズ。本項で述べる。

概要編集

歴史の謎、特に神社祭神の謎解きがメインのミステリー小説。

歴史の謎に付随する形で事件が起き、それを解決する。s

話の進み方としては…


事件が起きる 警察登場

一方そのころ主人公たちは神社・祭神の謎解き

警察の捜査が行き詰まる

ひょんなことから主人公達、警察に合流。歴史の謎解きをする

事件解決


なお、謎解きパートで警察側が「君は何の話をしているんだ!」と

怒りだすのはお約束と言ってもいい。


警察「きみが知っている全てのことを話してもらおうか」

桑原「全部?」

警察「そうだ」

桑原「そうですか。ではーーー(このあと歴史の講釈が続く)

警察「君は何の話をしているんだ!」

桑原「ですから事件の話です。事件の裏にあるものを知らなければ事件は解決できません」


犯人が歴史を暴かれたことで激昂するのもお約束


また、高田崇史氏キャラは氏の他の作品にもたまに同じ性格同じ名前同じ役で出てくることがある。

ほんの少しの登場だったり、血縁者で別シリーズの主人公だったりする。


登場人物編集

桑原崇編集

漢方薬局「萬治漢方」に勤める。趣味は寺社巡りと墓参り。あだ名はタタル。

博学で、その頭脳には漢方の知識と膨大なまでの歴史の知識が詰まっている。

例えば四柱推命の卦を即座に言い当てる(卑弥呼の葬祭)

性格はクールで論理的。犯人の見方をもある程度許容する。

バーローと犯人を責め説教する事は無く正義をうんぬんすることもない。


「人間の数だけ価値観があれば、行為だってそれと同じ数だけ存在する。

その行動が極端か極端じゃないかというのは、自分の立地点をどこに置くか

というだけの違いにすぎないだろう。

俺たちの視点からだけ見ているからおかしいと思うんであって、

犯人の側から見れば、全く通常の出来事なのかもしれない」『諏訪の神霊』



また、本作とは別作品の『鬼門の将軍』にもほんの数行、出演している。

そして『卑弥呼の葬祭』においては本格ゲスト出演。いつものタタル節が炸裂している。


棚旗奈々編集

「ホワイト薬局」勤務の女性。狂言回し的存在。

桑原に仄かな好意をよせているが、なかなか進展しなかった。

『伊勢の曙光』で遠回しに桑原から告白される。


棚旗沙織

棚旗奈々の妹。活発で率直。

姉より先に結婚する...のだが...


小松崎良平編集

桑原の大学時代からの友人で柔道部に所属していた巨漢でフリージャーナリスト。

巨体ゆえについたあだ名が「熊つ崎」

警視庁警部・岩築竹松を叔父にもつ。

その縁で事件に遭遇したり解決に導く羽目になる。

狂言回しその2


御名形史紋編集

シリーズ『神器封殺』に登場。桑原と同レベルの知識の持ち主であり不愛想。

ありとあらゆる毒に詳しく、自らの職業を「毒草師」と言っている。

のちにスピンオフ作品『毒草師』が刊行され主人公に。シリーズ化されている。


鴨志田翔一編集

シリーズ『諏訪の神霊』に登場。伊賀・出賀茂神社の跡取り息子。

桑原とは中学時代の同級生。

『カンナ』シリーズの主人公、鴨志田甲斐の兄。


万願寺響子編集

毒草師『七夕の雨闇』。単発作品である『鬼門の将軍』と『卑弥呼の葬祭』に登場

単発作品では主役といってもいい位置。

医薬品関係出版社「ファーマ・メディカ」に勤務の女性。四柱推命に詳しい。

本来であれば別に立てる必要があるかもしれないがここに記載する。


登場人物 刑事篇編集


岩築竹松編集

警視庁捜査一課警部。小松崎良平の叔父。


村田雄吉編集

京都府警警部。『六歌仙の暗号』と毒草師『七夕の雨闇』に登場。

短気で粗暴。口を開けば怒鳴る男。

部下の中新田、瀬口も上司の薫陶をうけて短気。

真選組近藤勲土方十四郎沖田総悟のほうが紳士的な対応をするのではないかとおもえるほど


作品一覧編集

『百人一首の呪』

『六歌仙の暗号』

『ベイカー街の問題』

『東照宮の怨』

『式の密室』

『竹取伝説』

『龍馬暗殺』

『ventus 鎌倉の闇』

『鬼の城伝説』

『ventus 熊野の残照』

『神器封殺』

『ventus 御霊将門』

『河童伝説』

『flumen 九段坂の春』

『諏訪の神霊』

『出雲神伝説』

『伊勢の曙光』

一応、明記されてないもののココで第一部完。なぜならまだ巻が続いているから。


『flumen ホームズの真実』

『flumen 月夜見』

が刊行されている。

また『百人一首の呪』はコミック化されている

続刊が待たれる。


関連タグ編集

推理小説

ミステリー(ミステリ)

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