概要
CV:牧口真幸
メタルファイトベイブレード4Dに登場。天才天文学者の少年。祖父は古馬村の出身。物語の始めに隕石が散らばるのを目撃し、その星の欠片の1つが自身のベイに宿る。そして星の欠片の事と星の欠片に選ばれたレジェンドブレーダーの存在を銀河に伝えようとするが、ヨハネスに狙われる。
当初は緊張のあまり銀河達の足を引っ張る描写が目立つが、天体望遠鏡のファインダー調整で培われた高いコントロール力を持ち、ミストマウンテンにある石柱の小さな穴にベイをシュートする事で白鳥座の軌跡を描いて神殿の扉を開く活躍を見せる。
かつてゼウス王に仕えた水星のブレーダー戦士の末裔であり、アヌビウスに星の欠片が宿ったのもその為。
星の欠片の研究に当たり、古代マヤ文明の研究を参照したと設定されているが、放送当時にマヤ文明の予言で人類が滅亡すると騒がれた2012年が差し迫っていた事を反映した為だろう。
漫画版
WBBA専属のブレーダー。
地球最強決定戦に銀河達が参加し足り得るかどうかを見極める為、彼らに勝負を仕掛けて追い詰める。
ちなみにこちらはアニメ版と違って最初から相応の実力を持っている。
使用ベイ
- マーキュリーアヌビウス85XF
水星とエジプト神話の神アヌビスとおおいぬ座の3つをモデルにしたアタックタイプのベイ(おおいぬ座モチーフという設定はゲーム『アルティメットトーナメント』の後付けである)。
ベイブレードのトラックの中でも最低の低さを誇る85トラックと幅の広い極太軸で暴れまわるXFボトムにより低めの高さのベイに強力なアッパー攻撃を仕掛ける超攻撃型(ただし、あまりにも重心が低すぎるので自滅の恐れがあるリスキーなベイでもある)。
ヘルケルベクスBD145BDをはじめとするベイと同様に、メタルウィールとクリアウィールのセットでモチーフを表現したデザインのベイである。
当初は大会の上位入賞者限定ベイとしてゴールド、シルバー、ブロンズの3機配布されたが、後に青いカラーリングのものがベイ太のポイント限定品として配布されるようになった。
アニメ2期のパラレル編であるゲーム『超絶転生!バルカンホルセウス』ではバルカンホルセウスの真の姿として登場しており、ナイルがブレーダーとなっていた(勿論、アニメ公式設定ではない)。
アニメ版でユウキが使用していた物は前述の青いカラーリングのものだったが、レジェンドブレーダー覚醒に伴いレジェンドバージョンに変化した…レジェンドブレーダーでは唯一、4D化されなかった為にこれを強化と呼ぶかは微妙な所であるが。
なお、コロコロコミックの応募者全員サービスとして赤いリペイント版である「ブレイブver.」が配布されたが、ユウキの名前に反してこちらは使用されなかった。
必殺転技は『ブレイブインパクト』(アニメ未使用)。『頂上決戦!ビッグバンブレーダーズ』でのフェイス技は『ゲートオブヘル』、『ハウンドスピア』の二つ。
かつて水星の英名の由来となったヘルメス(ローマ名:メルクリウス)はアヌビスと習合して「ヘルマニビス」となった歴史がある為、アヌビスと水星の融合モチーフになったのだろう。