消す消す詐欺
けすけすさぎ
大抵は
という流れで進行し、もはや様式美の域に達している。
元々は消す予定だった作品が閲覧者からの要望によって残されるというある種の善意による産物だったのだが、今は本当にそういう意図でこのやりとりをしている者は投稿者・閲覧者ともにほとんどいないだろう。
何らかの事情があって本当に作品を削除する投稿者は、いつ消すのか期日や状況をはっきり指定している場合(例:「動画サイトでの生放送の告知なので、生放送終了直後に消す」など)がほとんどである。
しかし具体的な日時やタイミングを示さず、「後で」「そのうち」「冷静になったら」といった曖昧な表現を用いている場合は、投稿者は消すつもりなど始めからなく、むしろ「消したら○○」等のタグを付けてもらうことを狙っていることが多い。
いわゆる「誘い受け」である。「他人に必要とされる人気者のワタシ」の演出だろうか。
閲覧者も相手にしなければいいものを、本当に消されてしまうことを心配しているのか、消す気は無いと分かっているが擦り寄r…コミュニケーションの一環としてあえて相手をしているのか、わざわざ「消したら○○」のタグを付けていくことが多い。
中には
・「消します」と宣言し「消したら○○」等のタグも付かないのにいつまでも作品を消さない
・投稿者自身による自作自演の疑惑が持ち上がっている
などのケースもある。
投稿者と閲覧者の仲が良くなるのは悪いことではないが、こうしたやりとりは「身内にしか通じない内輪ネタ」に類するものであり、いわゆる過度の馴れ合いに該当する。
不特定多数の人間が自由に出入りしているサービスにおける利用者同士の馴れ合いが歓迎されるようなものではないことは、この記事を読んでいるあなたもご存知かと思われる。
そこまでして馴れ合うくらいなら、作品の公開対象をマイピクに限定し、マイピク希望者を募れば済む話だろう。