概要
狩猟者(狩猟免許を取得しており猟銃などを所持できる者)を会員とする団体を指す。
その主たる目的は「野生鳥獣の保護管理」や「狩猟の適正化」などである。人が動物に襲われる事故などが起きた際に、動物を射殺して人命を守るのも猟友会の役割である。
日本においては、基本的には47都道府県全てに猟友会が設置されているが、全国の猟友会を統治している「大日本猟友会」が特に有名であろう。
狩猟免許を持っていたとしても猟銃は必須ではないため所属は義務というわけではなく、射撃競技を主として免許を取得する例もある為所属していないものも多くおり、狩猟をするものの様々な理由から猟友会に属さないものもいる。
地域により異なるが、会計が不明瞭、一部会員の優遇、所謂老害による若手いじめ、といった問題を抱えている団体もある為、様々な問題があるので所属しない、脱退するといったことも起きている。
極論を言ってしまえば保険と有害鳥獣駆除の許可を取りやすくなるからと加入しているだけに過ぎない。
また、市街地に出没した野生動物への対処に要請を受けた猟友会が出動するために対処は義務であるかのような印象を持つが、コンビニバイト程度の日当(危険手当込み)はでるものの赤字で、命の危険に見合わない少額報酬でのボランティアというのが実情で、法的にも駆除依頼に対して協力する義務はない(ただし地元ハンターへの周囲の圧力や警察から睨まれるといった理由から事実上の強制力のある要請となっていたため、拒否は難しいというのが現実であった)。
ちなみに猟友会を介さず完全無報酬なボランティアハンターや免許を持つ役所の職員が駆除依頼を受けることもある為、駆除にハンターが出ているからと猟友会のハンターとは限らない。
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