白童子(阴阳师)
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しろどうじ
ソシャゲ『陰陽師』のキャラ。CV:中村悠一。心優しい少年、親友の黒童子の為ならいつでも自分を犠牲にできる。
僕は幸せだった。
お父さんとお母さんはずっと僕を愛してくれた。村のみんなもとても優しかった。
だから、村長が村の子供を山の生贄にすべきかと悩んでいたあのとき、
僕は自ら生贄になると言い出した。
みんなの困った顔を見たくなかったから。
そのとき、両親は僕を抱きしめて、ずっと泣いていた。
「バカな子だ。いい子だな 」 って。ずっと泣きながら僕に言ってくれた。
未練がないわけではなかった。一番心配したのは黒童子のこと。
僕以外の友達なんていなかったから。僕がいなくなったら、
そばにいてくれる人がいなくなっちゃう。
あの日、黒童子の顔をこっそり覗いたら、
僕の目に飛び込んできたのはこっちを見つめかえす彼の眼差しだった。
妙にうるんでいて、直視できないくらい。
ごめんなさい、黒童子。
(伝記一より)
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