概要
「白虎隊 志士異聞記」とは、OPERA HOUSEが制作、ポニーキャニオンより配信されていた女性向けAVGアプリゲームである。
2012年11月15日より配信開始されたが、2016年ごろにiOSアプリの規格変更などにより配信停止となった。
公式サイトのURLは「http://byakko-tai.com/」だったが、現在は消滅してしまっている。
Pixivで付けられている作品タグは半角アンダーバーなしの「白虎隊志士異聞記」が殆どである。
配信方式
iOS・Android版共通で、序章と第一章が無料配信、キャラ個別ルートの第二章・第三章は有料配信となっていた。
海外配信
本作を原作とし「Shall we date?: Teen Samurai」というタイトルで海外配信もされていた。
現在はNintendo Switchに移植され、北米e-ショップにて「Byakko-tai Samurai Boys」と原作タイトルにより近く改題してDLゲームとして配信されている。
あらすじ
共に生きるため、運命を切り開く―――
会津戦争の鍵を握る主人公が「白虎隊」と共に激動の時代を駆け抜ける恋愛AVG。
10歳から「藩校日新館」に入り、殿のため、国のために、学問や剣術などの鍛錬に励む少年たち。
剣術指南役の兄・千歳と日新館に通うことになった主人公の少女・千里。
次第に千里は日新館に通う少年たちや、城下町に住む青年らと仲を深めていく。
しかし平穏な日々は長くは続かず、ついに会津戦争の火蓋が切られる。
戦が始まると日新館に通っていた少年たちは「白虎隊」と呼ばれ、戦場へと駆り出されることになり……!
(「白虎隊 志士異聞記」公式サイトより引用)
登場人物
本作の登場人物は、一部実在した人物をモデルにしている。
キャラクター紹介文は全て公式サイトより引用。
オリジナルキャラクター
- 鹿目千里(かのめちさと)
「あなたのこと、もっと知りたい…」
剣術指南役として通う兄・千歳と共に日新館へ通うこととなる。
自分の出生には会津戦争の鍵を握る秘密があり、やがて歴史の大きな渦に飲み込まれることとなる。
「このまま腕の中に閉じ込められたらいいのに…」
朱雀隊士中四番隊所属。
会津藩剣術指南鹿目家の長男で、主人公・千里の兄。
剣術の腕を見込まれて、日新館に剣術指南役として通うことになる。
人当たりが良く、温厚な性格だが、どんな犠牲を払ってでも妹・千里を守る激しさも秘めている。
「俺はあんたと生きる運命を信じてる」
鶴ヶ城城下に店を構える「錦屋」の若旦那。
会津藩の出身ではないため、白虎隊の少年たちと違い什の掟を気にせず、町中でも千里に気軽に接してくる。
ある人物を尊敬しており、その人を真似て明るく、物事を前向きに考えている。
「ただキミに、微笑んでほしいだけだよ」
鶴ヶ城城下に店を構える「錦屋」に住まう青年。
本人は食客と言っているが、雅な物腰であったり、歌を詠んで過ごしていたりと謎が多い。
自由奔放で飄々としており、つかみどころがない。
実在した人物をモデルにしたキャラクター
「お前と共に生きるって、そう決めたんだ」
白虎隊士中二番隊所属。
鹿目兄妹とは生まれた頃から家同士の付き合いがある幼なじみ。
すぐに熱くなり、口が悪いが仲間思いの一面を持つ。
幼い頃から千歳に剣術を習っており、隊士の中でも特に優れた腕前を持っている。
「ねぇ、本当の俺を知りたい?」
白虎隊士中二番隊所属。
千里よりも年下だが頼りがいがあり、時折大人びた様子を見せる。
周囲からは生意気だと思われているが、本人は気にしていない。
剣術、砲術はどちらも並程度の腕前だが、頭脳戦となると力を最大限に発揮する。
「――お前をずっと、守りたかった」
白虎隊士中二番隊所属。
文武両道で日新館での成績は非常に優秀。特に砲術の腕前は右に出るものがいない。
自分にも人にも厳しく、頭が固いところがあるが、日新館に通う少年たちのまとめ役をかっている。
不器用で自分の気持ちを素直に表にだすことが苦手。
「……女の子同士のヒミツ、だよ?」
会津藩砲術指南山本家の娘で、覚馬の妹。
鹿目兄妹同様に日新館で砲術指南役として通うことになる。
元気で男勝りな面があり、時々破天荒な一面をみせる。
千里のことを妹のように可愛がっている。
テーマソング
聖Smiley学園が担当。
「永遠… ~白虎隊 志士異聞記~」というタイトルで配信限定リリースされている。
メディアミックス
全2巻のミニドラマ付きキャラクターソングCD「『白虎隊 志士異聞記』音盤」が発売されている。
全巻購入応募者全員サービスとしてイラスト集の応募券が付属していた。
また、初回封入特典には、メインキャラクターである千歳、虎太朗、業平の艶文がランダムで1枚封入されていた。
艶文はアナザージャケット仕様で、裏面には各キャラクターからのメッセージが書かれている形式。
余談
- Twitterでの公式ハッシュタグは「#byakkotai」だが、海外向けの観光PR記事なども引っかかるので、適宜OR検索などのコマンド併用推奨。
- 公式Twitterでの回答によれば、国内で配信されていたアプリゲームの移植予定はないとのこと。(参照ソース)