CV:福山潤
月光の双子の弟。真紅の目に一部メッシュのかかった髪をもち、片眼鏡をかけている。
兄よりも優秀な頭脳と最古の魔術師さえも驚愕するほどの魔力を持ち、過去にヒメアと大兎を襲い、彼らが一時的に分かれる原因となった人物。魔界でも有名な悪魔であるアスタロトを使い魔としており、さらには天魔の使いである天使をも使役できる。
その正体は天魔の使役する「双頭の鴉」の右首で、強大な「力」を与えられた存在。
幼いころから天魔と会話するなどその力を現しており、平凡な両親や自分と同格だと思い込んでいた兄のいる日常を疎ましく思い、すでに見ることのできた「預言」の解読に没頭していた。しかしその絶望的な内容の未来を見て絶望し、心が壊れかけたが、月光の「俺が守ってやる、だから泣くな」という言葉に支えられ、「預言」を覆すために自分のできること、すなわち「力」をため、最終的に月光に喰われることで一つとなり、彼に強大な力を与えるための行動を開始する。両親を悪魔の生贄に捧げ、人間であることを捨ててまでして「力」をため、一方で月光に戦力として美雷を使わせる等のサポートをしながら、全て分かっている未来のない人生を今日まで生き続けてきた。