美甘千津子
みかもちづこ
CV:平野綾
資産家である美甘家の娘。裁縫や料理、勉学に優れた才色兼備な美少女。
父母を亡くし叔父夫婦に育てられるが、美甘家の資産を狙う叔父夫婦に毒を盛られる日々を過ごしていた。ある日、二十面相に誘拐され、二十面相一味に加わることとなる。負けず嫌いな性格で、様々なことを二十面相やその仲間たちから催眠術の解き方、格闘術などを学びながら、吸収した。
二十面相に対しては恋愛感情のような憧れを抱いており、二十面相が行方不明になった後も、彼のことを探し回った。再び彼や彼の仲間たちと冒険の日々を送ることを夢見ている。また、二十面相への憧れゆえに、言動が二十面相に似てきており、「二十面相の娘」の異名を持つ。二十面相一味にいたときに覚えた体術や軽業を得意とする。
二十面相率いる盗賊団の一員として生活するようになり、2年余り、実の妹のようにチコをかわいがるケンなど優しい仲間に囲まれながら、外国語や護身術などを習いつつ、盗賊の仕事にも参加し、楽しい時間を過ごしたが、二十面相が大戦中に手に入れた力を狙う盗賊「虎」一味の襲撃で船長やハンスを初め多くの仲間を失い、二十面相が虎の自爆に巻き込まれて、行方不明になった際に、偶然居合わせた空根探偵によって、屋敷に戻され、二十面相を失った事で、虚無的になり、毒を盛られる料理を食すようになってしまった。
しかし、自身に訪問して来た明智から二十面相が生きていた事を知り、徐々に微かな希望を持ち始め、春華を初めとする友人を作り、穏やかな暮らしを取り戻していったが、二十面相を追う人物達からその存在を重要視され、自身も二十面相を追ったため、次第に二十面相の遺産を狙う者たちが引き起こす様々な事件に巻き込まれていき、小糸春華とチコの世話役のトメを巻き込めることになるが、ケンや二十面相の助けを駆りながら乗り越え、最終的に水の第四形態を発動し、東京を破壊することで自らの名を歴史に残そうと目論む柿島教授の計画を阻止し、東京を救った。
二十面相の遺産をめぐる一連の騒動が終わった後、マスコミの攻勢から逃れるため、イギリスに留学する。
『少女探偵団』では1年後に日本に帰国するが、アニメ版では日本に帰国せず、そのままイギリスで生活していたが、そこで、二十面相と再会する。
読みきり版では、沼田千津子の名前で、貧しい家庭の子で、父親に売春させられそうになったところを二十面相に助けられるという設定になっていた。