概要
鉛筆芯のような2mm以上の芯を、チャック(爪)でホールドするドロップ式の筆記具のことである。
一般的には直径2mmの芯を使用するが、2mm~5.6mmなど、かなり太い芯のものもある。
2mm芯は製図やデザイン画などに用いられ、3mm以上のものはデッサンなどに用いられる事が多い。芯径が太いことによって、筆圧が高い人や弱視の人にも向いている筆記具である。
硬度表記は、4B~4H辺りが一般である。
色は黒や赤、白、青がある。
日本では、伊東屋、OHTO、北星鉛筆、サンスター文具株式会社、シンワ測定株式会社、不易糊工業株式会社、三菱鉛筆株式会社、谷川商事株式会社、TJM DESIGNなどが製造している。
海外ではスイスのカランダッシュ、チェコのコヒノール、デンマークのリネックス、ドイツのステッドラー、ファーバーカステル、ロットリングが製造している。
「シャープペンシル」と「芯ホルダー」
「芯ホルダー」は、ノックで一定量が繰り出される「シャープペンシル」とは異なり、軸に収納された芯が「自重で落下する」仕組みとなっている。その為、ノックをしたときに芯が抜け落ちないよう、芯にはストッパーが付いている。シャープペンシルの様にノック式もある。