重騎の概要については以下の記事も参照しておくとよい。武神(川上稔作品)
概要
都市シリーズに登場する人型兵器。生産性の低さと凌駕紋章による超過駆動が特徴となる。
登場重騎
「閉鎖都市巴里」
・庇護女帝(プロテクテイツドエンプレス)
アメリカ製の新型雌型重騎。
使用者は主人公であるベレッタ・マクワイルド及び、彼女と関係のあるとある人物。
いわゆるパイルバンカーを装備している。
関節部に独逸や巴里の重騎とは違う、新型のシリンダー関節を採用している。
・快(グラッツェ)
ベレッタが通うソルボンヌ大学に保管されていた旧型の雌型重騎。学園祭の重騎戦などで使用される。最初は独逸軍によって意図的に一部パーツが外されており、十分な性能を発揮できていない。
・剣将(エクスペール・デ・オレイル)
ベレッタの学友、フィリップの家にて継承されてきた雄型重騎。炎を生み出す専用の剣型武装、第三炎帝を装備している。とある理由から、重騎、赤獅子と交戦する。
中世欧州の騎士鎧のような頭部が特徴的。
・赤獅子(ロート・レーヴェ)
独逸軍の軍人、ハインツ・ベルゲが使用する独逸製雄型重騎。
ベルゲが感情喪失機構(サイコアウター)によって感情を喪失状態にあるため、凌駕紋章の使用はできない。
代わりに、思考の機械化によって、常人の百倍以上の反応速度を誇る。
杖型の射撃、格闘併用武装と大型の盾が特徴。
作中での登場頻度、挿絵の数も最も多い。
・その他
下巻にて剣将と共に何騎かが登場している。固有騎体名は不明。
「機甲都市伯林1~5」
・黒獅子(シュヴァルツ・ローヴェ)
独逸G(ゲハイムニス)機関に協力する男、アルフレート・マルドリックが合一する重騎。漆黒の装甲服、および機体色と飛行機能が特徴。
・黒獅子改(ノイエ・シュヴァルツ)
黒獅子を改修し、背中に二門の言詞加速砲(ワードライフル)を装備した機体。飛行機能も継続して持つ。
・朱獅子改(ノイエ・ツイノーバ)
G機関所属の重騎。盾と短刀を装備する。凌駕紋章の展開により飛行可能。
・銀獅子(ズイルバー・ローヴェ)
G(ゲハイムニス機関)副長、グラハムの駆る銀色の重騎。飛行機能を有す。大破の後改修され、銀獅子改として次なる副長、ハイリガーの手に渡る。
・蒼獅子改(ノイエ・ブラウ)
G機関所属の自動人形が合一する重騎。銃を装備し、朱獅子改と連携して運用される。
・皇帝(カイザー)
アルフレート専用に、黒獅子を元に開発された純白の重騎。
彼の振るう剣型の神形具、純皇(ライン・ケーニッヒ)を模した剣型武装を持つ。
・皇帝改(ノイエ・カイザー)
皇帝を改修した騎体。アルフレートが搭乗。
「電詞都市DT」
・冒頭において、コックピットのみ登場。固有騎体名は不明。