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電磁砲艦型(ノクティルカ)

でんじほうかんがた

電磁砲艦型(ノクティルカ)とは、ライトノベル『86-エイティシックス-』に登場する完全自立無人戦闘機械<レギオン>の一種である。
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この記事は『86-エイティシックス-』第8巻、第9巻のネタバレを含みます。ネタバレが苦手な方や未読の方はブラウザバックを推奨します。















<コラーレ・ワン、コラーレ・シンセシスとの接続完了>

<プラン・シュヴェルトヴァール、統合制御回路、起動スタンバイ>

<プラン・シュヴェルトヴァールー--起動>
























「まだ死■■■■■嫌だ■■■■■■■ね俺ない■■■■痛が支え君■■■■■■■の母さ■■るとこ■■■■■■■ろへ助けん■■■■い熱■■■■■■■て■■■■■■■■■い■■■■君のとま■■■■助だ死ね■■■■痛■■■■■■■■■けいて嫌■■■■■■■ない熱■■■■■■■い母■■■■■■■だ俺が■■■■■■■支さ■■■■■■■んころへ■■える■■■■■■■---------------------------------!!」




機体データ編集

正式名称プラン・シュヴェルトヴァール(試作案・強襲揚陸戦艦型)
全長300m以上(推定)
満載排水量10万t以上(推定)
動力原子炉(推定)
巡航速度不明
中枢処理系不明(多数の人間の脳組織を継ぎ接ぎにしている為)
武装
  • 800mmレールガン×2
  • 155mm電磁速射砲×22
  • 44㎜対空電磁回転機関砲×54


概要編集

電撃文庫の小説『86-エイティシックス-』に登場する、完全自律戦闘機械「レギオン」の一種である。書籍第8巻にて登場したレギオン側の秘密兵器であり、その圧倒的な力で機動打撃群を壊滅寸前まで追い込んだ。


機体説明編集

ぶっ飛んだ火力編集

この電磁砲艦型を語るにおいて外せないのは艦載砲全てがレールガンで構成されているという点である。単機でギアーデ連邦の戦線を崩壊させかけた電磁加速砲型(モルフォ)と同型の初速マッハ8以上、射程数百㎞以上の800mmレールガン2門を主砲として装備している。これだけでも従来のレギオンより遥かに高い火力を誇るが、更に副砲として155㎜電磁速射砲22門40㎜対空電磁回転機関砲54門というイカれた兵装が船体中央を埋め尽くしている。なお40mm電磁回転機関砲の時点で単発火力が重戦車型(ディノザウリア)の155mm滑腔砲用徹甲弾と同等であり、それを考えれば155mm電磁速射砲が下手な重野砲など比べ物にならない超火力を誇るのは想像に難くない。副砲とは・・・





無人機故の特性編集

特筆すべき点として、無人機故に通常の戦艦に必須な人間の入るスペースが必要ない。故に無茶苦茶な軌道はお手の物、挙句に上記の理由から空いた膨大なスペースを全て装甲と弾薬庫につぎ込むことにより、従来のの兵器の常識を根底からひっくり返す驚異的な耐久力と継戦能力を獲得している。


中枢処理系編集

ここまで聞くとただただヤバい兵器だがこんなアホみたいな兵器、死者の脳1つ分の中枢処理系でマトモに操作できるの?という疑問は当然出てくるだろう。結論から言うとそんなことできるわけがない。じゃあどうすればいいって?答えは簡単。レギオン達は多数の死者の脳を無理矢理繋ぎ合わせて仕立て上げた補助演算システムを操縦役の中枢処理系へ接続するという倫理の欠片もない方法でこれをクリアした。



感情も倫理も慈悲も無い、最悪の無人機が、その牙を向ける・・・




作中の動向編集

第8巻編集

レグキード征海船団国群と第86独立機動打撃群(ストライクパッケージ)の合同による海上に佇むレギオンの拠点、「摩天貝楼」の制圧作戦である「摩天貝楼攻略作戦」の最中、レギオン側の秘密兵器として、摩天貝楼の地下で極秘裏に開発されていた本機が出現する。亡霊の声を聞く異能を持つシンと彼と知覚同調(パラレイド)をしていたレーナを始めとする機動打撃群は、電磁砲艦型の継ぎ接ぎにされた死者の声を聴き混乱する。それに気を取られていたシンは量産型の高機動型(フォニクス)の奇襲を受け海中に落下し、戦闘不能になってしまう。じりじりと追い詰められる中、レーナの奇策と船団国群の征海艦の特攻、セオの決死の突撃、そして原生海獣(クジラ)の介入を受け武装を全て失い大破、そのまま海中に潜り撤退する。辛うじて退けることが出来たがその代償は大きく大勢の死傷者を出した上に多数のレギンレイヴが戦闘不能、征海艦隊も旗艦を残し全滅、決死の突撃でレールガンの破壊に成功したセオも、左手を失う重傷を追ってしまった。




第9巻編集

辛うじて生き延びた電磁砲艦型であったがその損傷は非常に深刻で、修復は困難であった。そこで電磁砲艦型は自動工場型(ヴァイゼル)をベースとした新型レギオン、試作案・陸上戦艦型(プラン・フェルディナント)と融合し、攻性工廠型(ハルシオン)に生まれ変わる。全長700m、全高40mの巨躯に加え、800㎜レールガン5門というオーバーキルレベルの武装を携え、再び機動打撃群の前に立ちはだかることになる。



余談編集

この機体、一応戦艦だが、なんと船体下部に脚部を備えている。これにより短距離、短時間ながら陸に上がって活動することも可能であると思われる。作中では機動打撃群と征海艦隊の奮闘により上陸することはなかったが、万が一陸に上がられていた場合、機動打撃群と征海艦隊(というかレグキード船団国群そのもの)は成すすべもなく全滅していただろう・・・



関連タグ編集

86-エイティシックス- レギオン(86)

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