CV:諏訪部順一 / 実写映画:長谷川博己 / ドラマ版:工藤阿須加
概要
鯉淵蔵之介の異母兄。30歳。父・鯉淵慶一郎の政治秘書を務めている。
人物
かなり真面目かつ堅物で、異母弟の蔵之介の奔放さにはよく振り回されているものの、彼の事は大事に思っている弟思いの優しい兄。
子供の頃に父とその愛人のリナの情事を目撃して以来、トラウマから女性が苦手になってしまった。
加えて女好きの父を反面教師にして育ったため、恋愛経験は限りなくゼロ。しかし、蔵之介にメイクアップされた月海に一目惚れした。
当初はメイク前の「尼~ずモード」の月海と、メイク後の「アフターモード」の月海が一致せず、普段の月海をそうとは知らず気味悪がって冷たい態度を取ってしまっていたが、ようやく一致してからは「よく見たらすっぴんも可愛かった」と惚れ直している。
なお上述の通り女性経験が皆無なため、月海へのアタック方法が今時誰もやらない様なラブレターを送ったりとかなりズレている。
蔵之介の実母のリナに対しては当初は冷たい態度をとっていたが(トラウマの元凶でもあるため無理もないだろうが)、物語の中盤近くで彼女に頼まれて蔵之介の成長過程の写真を送り続けるなど密かに連絡を取り合っている事が判明したため、現在は良好な関係を築いている事が窺える。
作中の動向
月海とのデートの最中に思わず告白してしまったのを皮切りに、後日改めて月海に「結婚を前提に付き合って欲しい」と告白。
OKを貰ってからは2人でデートを重ねるなど幸せな日々を送るが、天水館存続の危機の際にはタイミングの悪い事に、リナへ『Jellyfish』のドレスを渡すのと婚約指輪を買うためにイタリアへ行っていたせいで何の役にも立てず、帰国後も月海がシンガポールへ行くのを阻止できなかった事で彼女と引き離されてしまう。
月海の帰還後は婚約指輪を渡し正式にプロポーズを行うも、「今は天水館の皆や蔵之介とドレスを作り続けたい」と断られた。
しかしニュー江ノ島水族館でのファッションショー後の打ち上げで、「いやまだあきらめてませんから。人生は長い。待ちますよ僕は」と語っている。