概要
『黒魔女さんが通る!!』のキャラクター。麻倉良太郎の祖父。
初登場は『若おかみは小学生!』とのスピンオフ作品である『恋のギュービッド大作戦!!』。
『黒魔女さんが通る!!』本編、6年生編6巻にて再登場した。
『陰陽師東海寺迦楼羅の事件簿』における語り手である。
人物
『黒魔女さんが通る!!』本編において
6年生編第6巻にて登場。講談組組長。
麻倉家別荘にて行われるお盆行事に東海寺家を招いた。(チョコも桃花経由で招かれていた)
齢90にもかかわらず、堂々とした態度にぴんと伸びた背筋と、いまだ現役の模様。
チョコを孫の良太郎の嫁にしようと迫る。
チョコに「若いころはイケメンさんだったに違いない」と言われているが、当のチョコは、後述の『恋のギュービッド大作戦!!』にて若いころの豪太郎と会っている。(単にチョコの記憶レスが発動しただけだと思われる)
6年生編4巻にて奥さんの名前が小鳩であることが判明。(本編には未登場)
『恋のギュービッド大作戦!!』において
大日本雄弁組の若頭の青年。
紫苑メグの祖母である「紫苑めぐみ」のボディーガードとして登場。
チョコに危害を加えるようめぐみに命令されたがチョコに一目ぼれをしてしまう。上目遣いでチョコを見上げたりシャイなところなどが孫と酷似している。
『陰陽師東海寺迦楼羅の事件簿』において
ヤクザの青年。10月生まれの18歳。
横浜生まれ横浜育ち。昭和20年に起きた大空襲(いわゆる「横浜大空襲」であると考えられる)で親兄弟を亡くし戦災孤児となる。生き延びるために非行を繰り返していたところを大日本雄弁組の組長に拾われ、その後若頭となる。
組長の知り合いである紫苑財閥の令嬢・紫苑めぐみのボディーガードをしていた。しかし、彼女のわがままに耐えきれず組を飛び出して「一本どっこ(ヤクザの用語で組に入らず、1人で生きていく者)」になっていたところを東海寺迦楼羅と出会い、一緒に全国を旅することになる。
当書における語り手であり、基本的に彼の視点から物語が展開する。
- 迦楼羅の容姿を丁寧に描写するという癖(?)がある。
迦楼羅に対する初見の感想は「———女か?」から始まっている。そこから「薄紅色の唇」や「桜色のほほ」などの丁寧な外見描写が幾度となく見られる。そのため読者は迦楼羅の容姿を正確に理解することができている。
しかしながら、先述の通り豪太郎の視点から物語が展開するため、彼自身の容姿は本文からはほとんどわからない。ただ、挿絵や訪れた先の旅館の女中に「いい男」と言われていたことを鑑みると彼もそれなりに整った容姿の持ち主のようだ。
- 喧嘩がめっぽう強く、八人の男を素手で倒したことがある。(そのうち一人は迦楼羅の協力を得て倒した)
- めぐみが学校に行っている間に、彼女の部屋に置いてあった童話や『ひまわり』や『それいゆ』のような雑誌を読んでいた影響で文学作品に詳しくなった。作品の一節をそらんじることもできる。