概要
「黒魔女さんが通る!!」のキャラクター。東海寺阿修羅の祖父で、彼の着ている白装束は迦楼羅のお下がりである。
初登場は『恋のギュービッド大作戦!!』(「若おかみは小学生!」とのスピンオフ作品)。
その後6年生編6巻にて再登場した。
全3巻のスピンオフ「陰陽師東海寺迦楼羅の事件簿」においては主役である。
年齢
初登場時は20代後半であり、スピンオフ内では18歳(1巻時点では17歳)。
1937年12月03日生まれで、6年生編の10年前に80歳で死亡しているため、黒魔女さんが通る!本編時空ではすでに死亡したキャラクターである。
対人関係
麻倉豪太郎とは彼が17歳の頃からの友であり、一心同体の〈生きていくのに欠かせない〉相棒。お互いに命を救い救われの仲である。
家族構成としては双子の妹の妙子と父の摩睺羅の2人がいるが、2人ともスピンオフ本編の一年半前から行方不明。
母は彼らが7歳の頃の大空襲で死亡しており、父も戦後8年は帰ってこなかったため、妹とは兄妹というより生きていくのにかけがえのない相棒となっていた。
また、自身の識には妙子と同じ名前を付け、同じ姿をさせている。
性格や霊能力
初登場時の1人称はぼく。孫と同じく押しが強い性格でチョコにアタックする時の話し方なども孫に酷似していた。
6巻での再登場時並びにスピンオフにおいての一人称はわたし。口調も基本的にですます口調の丁寧語である。恋のギュービッド大作戦!!との間に一体何があったのだろうか。
かなりの寂しがり屋。免許はないが車好きで、字は小さい。そして意外とバカ力。
また、感情豊かであり、霊能力にも優れているが、時々人間の当たり前の感情を理解出来ていないところがある。
彼の霊能力は、恋のギュービッド大作戦!!内での登場シーンでは、チョコ(黒鳥千代子)のゴスロリを探すことで描写されている。
また、スピンオフ内では顕著にその霊能力の強さが描写されており(結界をはる/魔を祓う/人を気絶させる/念写など)、6年生編6巻での再登場の際にも、ひとめ見ただけでチョコと桃花が黒魔女であることや桃花の正体を見抜いている。
容姿
くりくりとした大きな眼に元気いっぱいの表情、ぬけるように白い肌で、孫の東海寺阿修羅にびっくりするほど似ている。
麻倉豪太郎の一人称ですすむスピンオフ内では、初見で女か?と思われているほか、ことあるごとに少女と見まがうほどの美少年やら、美しい男とならんで歩くのがこんなにも気分がいいものだとは、驚きだったやらと、これでもかというレベルの美形描写がされている。
曰く「細いあご、小さな鼻、切れ長の目、ゆで卵のようにつるりとした額、そして桜色のほほ」。
基本的には陰陽師の正装であるといって、白か二藍(赤紫)の狩衣をまとっている。