概要
当初はV-22の技術を活用した機体として、同機を開発したベル・エアクラフトとボーイングの二社により開発されていたが、98年にボーイングが撤退し入れ替わりにアグスタ・ウェストランドが参加、11年には合弁会社の所有権がアグスタに完全に移行し、事実上単独開発となった。
V-22と設計を共有しつつもより旅客需要を意識した機体であり、機内は全面与圧となっている。
標準のキャビンは9人乗りだが、より少人数のVIP向け仕様やホイストなどを搭載した救難仕様も計画されている。
派生型として垂直離陸能力をオミットしたより大型のモデルや、ブリストル・ヘリコプターと合同で開発される石油産業向けの輸送・捜索救難モデルが言及されている。
また、ベルの米軍のUH-60後継機計画に本機の改良型が使用される計画があったが、最終的には完全新設計のV-280が製造されることになった。