概要
2009年にPS3で発売されたKILLZONE2の続編。シリーズとしては4作目となる。開発はオランダのゲリラゲームズ社。
ストーリー
前作『KILLZONE 2』でヘルガストの独裁者スカラー・ヴィサリを討った直後から物語は始まる。 ヘルガーン惑星に侵攻し、皇帝スカラー・ヴィサリを捕らえるという任務を果たせなかったISA侵攻軍はヘルガーン退却を試みるが、ヘルガスト海軍最高司令官オーロックの戦艦群に巡洋艦を駆逐されてしまう。 地球からの援軍も見込めなくなり、ISA司令部から下った命令は「敵軍への投降」だった。物資、人員、武器弾薬の補給も見込めないISA兵士達の進む先は・・・
登場人物
ISA(Interplanetary Strategic Alliance:惑星間戦略同盟)
トーマス・セブ・セブチェンコ(Tomas "Sev" Sevchenko)声:小西克幸
階級は軍曹。前作に引き続き本作品でも主人公。ISAヴェクタから派遣されたISA侵攻軍の生き残りの一人。アルファ部隊隊員。
寡黙で優秀な兵士で、司令部の決断に私情を挟むことはない。しかし、首都ピュロスでの敗北の結果、生存者救出作戦を放棄して撤退命令に従わざるをえなくなったことにより、ISAの理念への忠実な信仰は薄れつつある。
リコ・ヴェラスケス(Rico Velasquez)声:三宅健太
階級は軍曹。前作に引き続き本作品でも主人公のパートナー。ISAヴェクタから派遣されたISA侵攻軍の生き残りの一人。首都ピュロスにおいて、逮捕するはずのスカラー・ヴィサリを感情に流されて殺害してしまう。
ジェイソン・ネビル(Jason Neville)
階級は大尉。ISAヴェクタ出身であるが後UCA本軍所属となる。西暦2357年の時点でISAに所属し、ISA軍によるヘルガーン侵攻には戦車部隊の指揮官として従軍。ヴィサリ逮捕失敗後、ヘルガスト軍の反撃に際し首都ピュロスからの脱出を試みるが退却船を失い、地上に取り残されてしまう。本作では先の侵攻作戦の最中、旗艦ニューサン号と共に司令官テンペラー大佐を失いISA侵攻軍の生き残りのリーダーとなっている。
リコの命令違反には激しく叱咤する一方で、ヘルガーン潜伏中には士気が低下し絶望しつつある部下を励ますなど人間味のある人物。
ジャマー(Jammar)
本作初登場。階級は不明。
ヘルガスト軍
スカラー・ヴィサリ(Scolar Visari)声:内海賢二
ヘルガストの皇帝。ISAの侵攻部隊に首都ピュロスを包囲され、首都ごと核攻撃の犠牲にした。リコに射殺されている。第一次ヘルガーン紛争敗北後における、ヘルガーン軍再組織化の責任者でもある。
オーロック(Orlock)
ヘルガスト海軍の最高司令官。ヘルガーンに残っているISA反撃調整の任務を負っている。威圧的で残忍、狡猾で粘り強い。皇帝ヴィサリを支持するヘルガスト純粋主義者で、ISAから惑星ヴェクタを取り戻すことを悲願としている。
ヴィサリの実質的な後継者としてヘルガスト軍を統御しているが、評議会のすべてがそれに納得しているわけではない。特にヘルガスト軍の再組織化に多大な貢献をし、現在も軍に武器兵器を提供しているスタールアームズ社のスタール代表は評議会のメンバーとして公然とにオーロックを非難している。
ヨハン・スタール(Jorhan Stahl)
ヘルガーン最大の武器研究/製造企業スタールアームズ社のCEO。銀河系全惑星への武器供給を自社が担うという未来図を描き、その目的のためには手段を選ばない。
ヘルガスト軍の主導権を握ろうと画策している。父の代から続く軍需企業としてヘルガスト再軍備化に貢献してきた。そのため一企業でありながら絶大な影響力を有している。ヘルガスト正規軍とは別に私設部隊を保有し、自社製の高性能武器や兵器を運用している。ストックホルム条約に反して非人道的な捕虜を用いた人体実験を行っている。