歴史
初代「O2Jam」は韓国企業「O2Media」が開発、同じく韓国企業である「Mgame」が運営するとして2003年6月29日からサービスが開始されたPC版リズムゲーム。
その後、契約終了から2003年12月1日から開発・運営ともに「O2Media」が行うこととなった。しかし、2008年「O2Media」が破綻。2008年2月から韓国企業「Nowcom」が受け継いで開発・運営を続けるも2012年5月30日にサービスは終了となった。その後、権利は韓国企業「MOMO」へと譲渡された。その後は、PCからは一時的に引き、モバイル展開を開始。「O2Jam」とは遊び方から変わった「O2Jam Analog」がAndroidのみとして2011年7月からサービス開始。その後、2012年5月からAndroid・IOSともに遊べる「O2Jam U」が配信されたが、同年6月からIOS版のみで「O2Jam O」が配信された。
現在、iOS/Android向けに「O2Jam - Music & Game」が、ブラウザ版として「O2Jam World」が、Steam版として「O2Jam Online」が配信されている。
因みに、日本版は台湾企業「ガマニア」によって運営されていたが韓国版より先に2007年5月31日にサービス終了してしまったため、現在は韓国から配信されているゲームを直接遊ぶしかない。
遊び方
PC版
PC版の遊び方は「beatmania」とかなり似ている。ノーツの種類は普通のノーツとロングノーツの2種類のみだが、「key」が7つとPCの音楽ゲームではかなり多い方となっている。また、ロングノーツが非常に多く、技術は必須である。ノーツの密集度は難しい楽曲ではかなり多く、このようなことから難しい楽曲はとことん難しく上級者向けとなっている(むしろ、簡単な方でも音ゲー初心者にとっては難しく、このゲームから入る事は少し難しいかもしれない)
キー配列としては初期設定で「SDFJKL」と「スペースキー」であり、「DK」のノーツは青く、「スペースキー」のノーツはオレンジ、それ以外は白色となっている。
ノーツ評価は「GOOD」「COOL」「BAD」「MISS」の4つで「BAD」「MISS」を取ると、ライフが減り、ライフが無くなるとその時点でゲームは終了する。
また、かなり離れたところにノーツがあっても、間違えてそのノーツを押してしまうとすぐ消えてしまうなど、階段やトリルが人によってはやりにくい。
モバイル版
モバイル版では「プロセカ」や「バンドリ」と似るところがある。タップボタンでノーツをたたき、スコアを得る。ノーツ評価や速度変化、難易度はPC版と同じだが、ゲームの遊び方としては根本から変わっている。また、タップボタンを2つ、4つ、5つと替えることが出来る。
楽曲
O2Jamは韓国版のためか、日本の楽曲はほとんどなく、韓国・中国の楽曲、オリジナル楽曲で構成されている。
「無料曲」と「有料曲」に分かれており、基本プレイは無料だが、「有料曲」は「GASHポイント」と呼ばれるものを買い、そこから楽曲を購入する。
この流れはその後のシリーズにおいても変わらない。
その他の遊び方
最大8人でオンラインで遊べ、それぞれの「アバター」を画面に映し出し、みんなで演奏するような感覚が味わえる。
アバターの衣装などは「GEM」と呼ばれるゲーム内通貨で購入できる。
なお、アイコンのキャラはO2Jamの顔的存在「チャンキーロボ」である。
多くの問題点
上述した「楽曲」ついてだが、実は、中国版「O2Jam」ではBEMANI楽曲の無断転載が確認されており、大きな問題となっている。
また、2023年1月17日から韓国企業「VALOFE」がサービス開始した「O2Jam Online」だが、Steam内ではかなりの不評となっている。理由としては、「有料曲がレンタルしかなく、高い」「音ズレが酷い」「重い」など色々ある。
関連タグ
Pump it Up - クロスコラボレーションとして収録曲が移植されているアーケード用ダンスゲーム。