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RESURRECTION(新田真子)

りざれくしょんしんだまね

RESURRECTIONは、レモンピープル1998年10月号まで連載された、新田真子の漫画。

あらすじ編集

エネルギーを疑似物質化できる世界。

"空間生命体"にして"電子生命体"、ヴァリアブル・アームドロイド(データ人間)が造られた。

そして核弾頭乱射から、90~150年後…。

窪んだ跡地は階層都市となり、軌道エレベーター"天の目"も健在であったが。

V/Aは管理元であるスパイ組織・ユニヴァーサルで技術維持ができず、時が流れていった。


少年博士【ウィリアム・パーヴィス】(のち、小泉純一郎に似る.)は,

ある日(脱走中といえる)【VA-5エレノア】と出会い、VA技術復元の第一人者となっていく。

ウィリアムは10年にわたりエレノアに片想いしていたが、

とある崩落事故に見舞われ、そのまま別れ別れに…。

【ポーリーナ・ポリツコーヴァ】という,後のユニヴァーサル幹部と一時,懇意にはなったが、

『エレノアをモノにする』という気持ちで,老いてなお動き続けるウィリアム…。

ポーリーナがそのまま、主人公の遺伝子提供者、エスターの母なのか?

そうと分かる日は来なかった…。


現在編。VAを完全制御するためには,【接点】となる人間の脳が必要だが,適合者は少ない。

世界中に必要な数、VA兵器を配備するのがユニヴァーサルの目標。

宇宙の,【ミューロン人】と戦うためだ。


___ウィリアムの娘エスターがその適合者だったが、苛烈さに耐えきれず屍亡。

それで以後造られたVAは、エスターのクローンを空間生命化した,

オーレリア/ベリンダ/クリステラ/ドロテアの【VACナンバーズ】。

他の家庭から選ばれた試作たち、【PCナンバーズ】に分かれ、互いを見下し苦しむことになる。

VACもまた、パーヴィス家の脳からデータを取り出し切れていない、不完全体なのだ…。

___主人公エレンディラ・パーヴィスは、高校中退後間もなく、ユニヴァーサル傘下の

病院へ監禁される。

ドロテアの後釜として、データ引き出しを継続するために…。


1993年6月。VA-Vエレノアと邂逅したエレンだったが、ビルから転落する衝撃で,体は粉々に。

エレノアはエレンと融合するが、それが判るのは遥か、1997年10~11月のこと。自覚はないまま。

エスター・ウェルズと偽名を名乗り、

記者の【アラン・フェルク】、ハッカーの【ジョリー・ロウ】と共に、

"天の目"への潜入計画を目指す。(2人はいとこ)

アランは婚約者の【アイータ・メニュー】('95-11表紙、~'98-8)を

VA-I式PCナンバーズに改造され、(劇中では屍んだと考えてる.)

エレンは"まだ見ぬ妹"フォルテシアが,天の目で暮らしている。


___そして天の目がある海岸。

PCナンバーズが一人【エルクシーラ/クシー】と、"恋人"【アーチボルト】が、

それを迎撃しようとしている。

実はこのアーチという男こそ、脳をミューロン人に寄生された,宇宙からのスパイだった…。

だがクシーは『男に溺れている状況』を笑われながらも、最後まで付き従おうとする。(~'98-6)

……やがて1995年3月。 再び名を変えたエスター,サリー・ノートンはフォルテシアと、

天の目からの脱出を決める!('98-4で別行動,~'98-6まで)

同じ頃,施設がある街には97年4月号?あたりでバイオハザードが発生。

これ以降登場する"職員"はアンドロイドばかりであるが、人間と見分ける方法が用意されてなく、

事後フラグみたいになる。


『早くもどれ!トンネル(脱出口)にはアイータがフォルテシアをつれてむかっている。』

『いっしょに…』『後からおいつける。早く行ってフォルテシアを確保しろ。』

『………わかった。』『よしいい子だ。』('98-8,アーチとクシー)


___1998年9月。あっけないことに、アーチ・ミューロンは倒れてきた柱に巻かれ、圧轢屍!

本作はとにかく"男を屠さない"ことに力が入れられ、その場では無事みたいに言われるが、

"作者の気のせい"というモノ。

1998年10月。『アーチは屍んだ!今すぐユニヴァーサルの指揮下へ戻れ!』

『オマエは私の一部だな。ようし今から故郷(VAシステム本体)に戻してやるぜ…。』

クシーはエレノアにエネルギーを吸収され、完全停止する。

『次はオマエだなッ.』…オーレリアはエレノアに睨まれる。(※全編の戦闘がここで終了)


施設の外では,PCナンバーズの【カイエル】とクシーとが一瞥二瞥しあって

すれ違い('97-9+'98-6)、

セダンで何処かへ走り去る。('98-10)

ウィリアムの後継者、【ディディエ・ファブリス】もまた,フォルテシアと懇意であったため、

病気も恐れず施設に突入したのだった。('97-9~'98-6でフォルテシア保護を聴く.)

でも、『RESURRECTION』はここでその総てが終わった。

…11月号は作者が忍たま好きだったので、密書で鼻をかんで台無しにするという、

エピローグさえ無いものに…。館の秘宝とはドウデモヨイワ。


___この漫画で言われていたものは、「恋は人を堕落させる。」

ウィリアムもエルクシーラも、はじめドロテアを側近にしてた,申し子のディディエさえ、

準・恋人ができたがために、判断力を失っていった。

【タウタネラ】も『ああはなりたくないな…』と、何度か呟いていた。


全体のストーリーは…

___複数人で共有された記憶を遡るから、とにかく解りにくい!

それはそれは長い。 現役なら13年もあるサーガであった…。

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