櫂トシキ
かいとしき
CV:佐藤拓也。
概要
8月28日生まれ。A型。後江高校一年生。16歳。
主人公先導アイチの憧れの人で、目標。
ヴァンガードの腕前は確かながら大会等に参加しないことから、「孤高のヴァンガードファイター」と呼ばれている。
ちなみに原作者・伊藤先生の情報によると学業において成績は上位らしい。
また見かけに拠らず料理が得意で、伊藤先生曰くクラシックに精通しているイメージもあるとのこと。
四年前、ボロボロだったアイチに「イメージしろ!」の言葉と共にブラスター・ブレードのカードを与え、どん底から救いあげたアイチの先導者(ヴァンガード)とも言える人物。
しかしアイチが中学生となり彼と再会した際には当時の明るく優しい性格から一転、他者を寄せ付けない冷淡な性格に変わっていた。
なおアニメ版と漫画版ではアイチへの接し方が違い、アニメ版では主にツン、漫画版ではデレが見られる。
同級生で幼馴染の三和タイシが一緒にいることが多く、無愛想さを何かとフォローされている。
フーファイターのトップ雀ヶ森レンとは旧知の仲だったが、とある理由で彼のもとを去った。
遍歴
過去
小学生時代は三和を始め多くの友人と活発に遊ぶ子供だったが、アイチと出会ってすぐに両親を事故で亡くし、一人で生きていけるわけもないため叔父に引き取られ転校を余儀なくされる(漫画版では、転校した理由が両親の他界から両親が会社に大損害を与え夜逃げし、それが原因で親戚中をたらい回しにされた事になっている)。
中学時代は転校を繰り返すうち頑なな性格となったが、とある転校先で出会ったレン、テツと共にヴァンガード部を立ち上げたことから、再び楽しい日々を送るようになる。しかしレンがPSYクオリアに覚醒し考え方の違いから対立するようになり、ある出来事を境に彼らの前から姿を消した。
高校進学により元の町に戻り、三和と再会。その後、アイチと再び巡り会ったところから物語が始まる。
1期
レンをPSYクオリアによる闇堕ちから解放しようと行動し、チームQ4の一員として大会出場する。
しかしアイチもPSYクオリアを発動したことで、自身が再び同じ過ちを犯したのではないかとチームを離脱するも、コーリンに諭され、アイチとのファイトで勝利し、彼を闇堕ち状態から解放した。
その後レンとも勝負をするも、PSYクオリアの前に今一歩及ばず敗退。アイチにレンの解放を託し、2人の決勝戦を見守った。
2期
アイチに「皆の記憶からロイヤルパラディン、かげろう、シャドウパラディンの存在が抹消された」と知らされ、記憶がないながらも真実を知っていると思われる立凪タクトに真相を確かめるべく、雪山で雪男とファイトする等武者修行の末、昔馴染であるレン達とNAL4を結成し世界大会のVFサーキットに出場、アイチ達の前に立ちはだかった。
後に決勝に進出し、かげろうの記憶を取り戻し惑星クレイにてクランを弄んだ元凶、蒼龍レオンに戦いを挑むも敗北。アイチに事の行方を託して謝罪し、地球へと帰還した。
3期
後江高校のヴァンガードファイト部の一員としてヴァンガード甲子園に出場。アイチらの居る宮地学園との対戦で石田ナオキを下すもチームは敗退。その後の決勝戦でアイチとレンのファイトに圧倒され、自身の強さに疑問を持つ。
そんな中リンクジョーカーに乗っ取られたタクトに目を付けられ、リンクジョーカーの地球支配の足がかりとして、最初のリバースファイター(厳密にはナオキが最初だが)に選ばれてしまう。そして仲間だった三和やテツを始め、世界中のファイターを次々とリバースさせてゆき、アイチとレンをも下した。
その中で「自分の強さを求める生き方は周囲の者を傷付けるが、たとえ地球が滅びようとも自分はそういう生き方しかできない。だから消えた方がいい」と思い、タクトを下したアイチに別れの意味も込めて最後のファイトを申し込むも、ファイト中にアイチから決して孤独ではないことと、決していなくなったりさせないことを諭され、リバースから解放された。
4期
行方不明となったアイチに代わり主人公となる。
皆がアイチが存在したという記憶を失った中、彼を覚えている者として捜索を始めるが・・・。
カードファイトに関して
使用デッキ
「焼き尽くせ!黙示録の炎!」
惑星クレイの国家「ドラゴン・エンパイア」に所属する爆撃部隊のクラン「かげろう」を使用。
第二期ではとある現象のせいか新クランなるかみを使用、しかし彼がかげろうを使ったことは覚えていないが・・・・。
切り札のグレード3ユニットドラゴニック・オーバーロードは、本人いわく「俺の本当の姿」。
- ドラゴニック・オーバーロード
- ボーテックス・ドラゴン
- アンバー・ドラゴン“蝕”
- デュアルアクス・アークドラゴン
- ドラゴンナイト ネハーレン
- 鎧の化身 バー
- ブレイジングフレア・ドラゴン
- ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド
- ドラゴニック・カイザー・ヴァーミリオン
また、アニメ版では一度だけロイヤルパラディンで構成されたデッキ(ちなみに先導アイチが捨てたデッキ、ほぼそのまま)を使用してファイトしている。
プレイスタイル
THEは基本。「スタンドアップ・ザ・ヴァンガード!」
前半はノーガード多用でコストを溜めつつ、後半は「かげろう」の得意な退却効果やオーバーロードの連続攻撃でリアガードを吹っ飛ばし、孤立したヴァンガードを殴る。
相手が格下と見るや、決着を見越して「ファイナルターン!」などと言い放ち、トリガーまで引いて相手にトラウマを植え付ける姿はまさに鬼。良い子は真似してはいけません。
というか、現実の公式試合で「ファイナルターン」宣言なんぞしたら挑発行為と見なされてジャッジキルの対象になる。だから、真似してはいけません。大事なことなので2回言いました。
ファンからの扱い
正統派から残念なイケメンにまで多岐にわたるが、
公式で「イメージしろ!」に代表される厨二病ネタ要素がたっぷりな事もあってか後者は多く見られる。
重度のコミュs口数の少なさや光定ケンジなど強いファイターがいるところには簡単にホイホイされる習性、その浮世離れしたヴァンガ脳から、人間ではなく惑星クレイ人ではないかと噂される。
一期34話では意外な特技が披露された。
しょっちゅう公園のベンチで寝ていることから一部でホームレス高校生説もとい一人暮らし疑惑があったが、49話で転校してしまった理由とレンとの関係が明らかとなり、疑惑が事実となった。
先導アイチおよび雀ヶ森レンがPSYクオリアを発動させる要因になった(両者とも櫂にふさわしくあろうとしてそうなってしまった)ことから、ヤンホモ製造機とも呼ばれる。
ついに三期ではヴァンガ有数の常識人であり櫂と周囲の通訳者であった三和タイシまでもが、櫂のそばにいて彼の望みを叶えたいとヤンホモ化してしまった。
なお2014年3月に櫂を軸としたアイチ、レン、三和それぞれとのデュエットCDの発売が決定している。
またアイチに対してのあからさまにツンデレな態度や無口も禍いし、ファンからはむっつり扱いをされ、その無口さがヤンホモ製造機たる要因となることが多く、「櫂くん言って!口に出して!」とアイチやレンの中の人から公式ラジオで注意されていた。
ちなみに漫画版はそんなことはなく普通に口に出している。