「戦場に向かう前から戦闘は始まっているの!」
CV:悠木碧
人物像
アキバ系のガンプラアイドルとして活躍する少女(?)。
トップアイドルを目指してガンプラバトル選手権に出場し、知名度を高めようとする。
本名は「ミホシ」で、メイクをしていない時はそばかすがチャームポイントの地味な印象の女性。
アイドル故にスタイルは良く身長も171㎝と女性としては大柄でスーパーモデル並み。
平時の容姿は『機動戦士ガンダムAGE』のユリン・ルシェルに似ている。
アイドル活動の際には派手な衣装を身に纏い、髪をピンクに染めているため、一見同一人物とは判らない。
そのあざとさや素顔とのギャップは『機動戦士ガンダムSEEDDESTINY』のミーア・キャンベルを彷彿とさせる。
持ち歌に『ガンプラ☆ワールド』があり、挨拶はあざとく「キララン☆」。
年齢は明かされていないが、担当声優の悠木碧曰く「20代後半も後半の設定」。
24歳のリカルド・フェリーニを呼び捨てで呼んでいるあたり、それなりの年齢であることは間違いない。
事務所の方針で何故か「ガンプラアイドル」として売り出すこととなり、ガンダムアニメの全視聴を始め、膨大な機体名の暗記、更にはガンプラ制作も究め、モデラーを名乗れるまでになってしまった自分に、アイドルとしてのアイデンティティを揺さぶられたことも。数々の苦労を経て身につけた知識は、重度のガンダムマニアであるイオリ・セイを相手にしたガンダム談義で盛り上がれるレベル。
好きなガンダム作品はストーリー面で評価が高い『機動戦士ガンダム0080』。しかしながら、『機動戦士ガンダム0080』で因縁のあるケンプファーとジム・スナイパーⅡの改造機の対戦であるメイジン・カワグチとレナート兄弟の対戦の感想は描かれなかった。
とはいえ、ガンプラやバトルはあくまでも有名になるための踏み台として捉えており、勝つ為なら対戦相手のガンプラに細工することも厭わないなど、その努力はえげつない方向へ向かってしまっている。
ただ、夢のために形振り構わない姿勢はアリーア・フォン・レイジ・アスナからも評価されており、決して「悪人」と言う訳ではなく、厳しい芸能界で生きてきた「大人」である事が理解できる。
予選での敗退後、努力の甲斐あってか、晴れて第7回ガンプラバトル選手権世界大会のイメージキャラクター兼レポーターに抜擢され、メディアでも取り上げられるようになる。
イタリア代表のフェリーニとは、レセプションパーティで彼に口説かれたのをきっかけに度々絡んでいる。
初対面時には酒癖の悪さにドン引きしていたものの、ある程度親しくなったようで、彼が操るウイングガンダムフェニーチェの危機に反応を示したり、バーで酒を酌み交わしたりしている。
その後、予選ラウンドで敗退したライナー・チョマーへのインタビュー中、彼のフェリーニを扱き下ろす発言にイラついた挙句、フェリーニと自身との交流を冷やかされたため、何かしらの報復を行っていた模様。
使用するガンプラはピンクのカラーリングが施されたガーベラ・テトラ(本来の赤味掛かったカラーではなく、ストライクルージュに近い配色)。
ガンプラとしての完成度は高いが、ツーショット写真と引き換えにファンに作らせたことをあっさり暴露。なお、ガンプラ制作を担当したファンは、その事に幻滅するどころか彼女の世界大会での活躍も熱心に追っかけている。何やかんやで固定ファンはしっかり付いてきているようである。
活躍
ガンプラバトル選手権地区予選大会を謎の不戦勝で勝ち上がり、三回戦の対戦相手であるセイに接近。試合前にビルドストライクガンダムの関節を傷つけ、バトル中に半壊状態に追い込むが、ビルドブースターの分離・変形ギミックを見抜けなかった為に不意を突かれ、上空からの砲撃を受けて敗北した。ガンプラこそ自作してはいないが操作はこなれており、搭載している武装を間断なく用いる波状攻撃を見せた。
予選敗退後、セイとレイジが挑む決勝戦を観客席から見守る姿が確認できる。
地区予選大会終了後は上述の通り世界大会のイメージキャラクターに抜擢され、主にレポーターとして活躍。
自分を負かして世界大会へと出場したセイ達には注目しているようで、彼らが窮地に立たされた第8ピリオドにおいては、既に決勝トーナメント進出を決めた上でセイ達と対戦するフェリーニに、二人に勝ちを譲るようそれとなく促していた。
しかし、いざバトルが始まるとフェリーニはセイとレイジを相手に激しい戦いを繰り広げ、てっきりフェリーニが二人を勝たせてあげるとばかり思っていたキララは戸惑いを隠せなかったが、両者共に死力を尽くして戦う姿に感じるものがあったようで、双方が戦闘不能になるほどの死闘の末に勝負が引き分けに終わった時は目に涙を浮かべ、健闘を称える拍手を送った。
決勝トーナメント準々決勝では、アイラ・ユルキアイネンのキュベレイパピヨンに追い詰められ、相手を道連れにするつもりでフェニーチェを自爆させようとしたフェリーニを一喝し、自爆を思いとどまらせた。