おしりパンチは、『ハートキャッチプリキュア!』で登場した技である。
概要
キュアブロッサムが見せた必殺技(?)。要するにヒップアタック。
このとき相手のサソリーナは「おしりなのにパンチ!?」と突っ込んだが、
おそらくテレビの前の視聴者も同じ突っ込みをしたであろう攻撃である。
キュアブロッサムがやってしまいがちな、そしてやってしまった感が漂う技の一つである。
ちなみに放映後に「下品だ」と苦情がBPOによせられている。ここまで含めて「やってしまった感」のネタが完成しているとも言えよう。
実はスタッフが共通している『おジャ魔女どれみ』4期にて、さりげなくおしりパンチが登場している。
バリエーション
上述したようにクレームがついてしまったためかこの技自体は一回こっきりの登場になってしまった。
しかし、「おしりじゃなきゃ問題ないよね」とスタッフが開き直ったのだろうか、ブロッサムのパンチはさらなる進化を遂げてしまった…→全部パンチ
そして、 キュアマリンもとうとうおでこパンチ(頭突き)を披露。
どうやらこの手のパンチはレッドこころの種でテンションが上がるとやってしまいがちな技のようである。
『ハートキャッチプリキュア』のパンチ好きは留まる事を知らず、ついには超強力合体必殺技までも…
そして、最終話。ついに手を使うパンチが…→こぶしパンチ
継承者たち
ちなみに、おしりパンチとか技名叫んで強調するのが女児向けアニメとして低俗というだけの話だったので、アクション自体がそんなに問題視されてるわけではない様子。
ゆえに後輩のプリキュアも単純にヒップアタックをするというだけならまれに行う。
しかしシリーズを通してみているファンにとっては、後輩たちがなんとなく行ったその攻撃にキュアブロッサムの雄姿を思い出さざるを得ないのである。
事例1
2013年10月13日放送の「ドキドキ!プリキュア」第36話。
キュアダイヤモンドのパートナー妖精ラケルが、汚されている池を守るためにおまるジコチューに体当たりを敢行した。その際ラケルはラブリーコミューンの状態であったためにキュアダイヤモンドはラケルに引きずられ、おまるジコチューに腰から激突!それまさにおしりパンチ状態であった。
事例2
2014年3月30日放送の「ハピネスチャージプリキュア!」第9話。
愛乃めぐみ(キュアラブリー)と白雪ひめ(キュアプリンセス)が、もっと強いプリキュアになるために空手道場に体験入門。しかし教えられるのが受け重視の防御技ばかりで不満がたまっていたとき、都合よく空手家をモチーフとするサイアークが襲撃。
たまっていた鬱憤をぶつけるかのように二人はひたすら空手家サイアークにパンチやキックをあびせかけ、そのコンボの締めがなんとキュアラブリーによるおしりパンチであった。
しかし「防御の大切さ」を理解してなかった二人はその直後にサイアークのフェイントにひっかかってあえなく敗北寸前に…… 残念ながらこのときのおしりパンチは負けフラグとしての扱いであった。