概要
本名「田野中勇」。東京都台東区出身。
劇団東芸→テアトル・エコーを経て、青二プロダクションに所属していた。
アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』では、目玉おやじの声優を(第1作目より殆どの媒体において)田の中が担当していた。
コミカルな印象の声とは裏腹に、芸に対しては非常に厳しい人物であったと言われる。特に物真似タレントが自身の声を真似る事に関しては「ただ裏声で叫んでいるだけで少しも真似になっていない」などと発言している。
2010年1月13日、心筋梗塞のため東京都世田谷区の自宅で亡くなっているのを家族によって発見された。77歳没。
1月17日には郷里大輔の死去が伝えられ、同じ事務所で多数の作品で共演しており、この相次ぐ突然の訃報は多くのファンに衝撃を与えた。
出演作
目玉おやじ(ゲゲゲの鬼太郎)*1 | 本官さん(天才バカボン) | シンドブック(魔法のプリンセスミンキーモモ※第1作) |
ヨナルデパズトーリ(悪魔くん) | ショウジョウ(ONEPIECE) | イゴール*2(ペルソナシリーズ) |
ピッコロモン(デジモンアドベンチャー)*3 | ダ・ヴィンチ(マリー&ガリー)*4 | 老界王神(ドラゴンボールZ※ゲーム)*5 |
ムチャ(マジンガーZ)
*1 没後のメディア作品での担当者は、青野武(NHKハイビジョン特集『鬼太郎 幸せ探しの旅〜100年後の遠野物語』)、島田敏(ドラマ『水木しげるのゲゲゲの怪談』)。生前であるが、テレビシリーズでは一度だけ大竹宏が代役を担当した事があった(アニメ第2作の第4話『雨ふり天狗』)。
*2 田の中氏の没後、一部の作品でライブラリ出演している。
*3 没後における代役は三ツ矢雄二(PSPゲーム『デジモンアドベンチャー』)。
*4 後任は青野武(ver.2.0で担当)。なお、田の中が死去した直後に放映された第1期の残りのエピソードでは姿のみの登場となっていた。
*5 故・野本礼三の代役。田の中はゲーム『ドラゴンボールZ3』〜『レイジングブラスト』で担当。なお、田の中の没後に制作されたゲーム『アルティメットブラスト』、映画『神と神』では田中亮一が担当。