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彗星の編集履歴2014/06/24 21:24:15 版
編集者:フリッカー
編集内容:爆撃機の「彗星」を編集

彗星

すいせい

太陽系内の天体のひとつで、氷や塵でできている。楕円軌道を描き、太陽に近づくと溶けて尾を引く姿になる。列車や爆撃機の名称にも用いられた。

天体の彗星

太陽系内の天体の種類の一つで、でできたもの。軌道が太陽に近づくと溶けだして発生したコマ(大気のようなもの)や尾が大きく輝く。

流星のように空を瞬時に横切ったりすぐに消えたりはしない。

列車愛称の「彗星」

国鉄JRグループが運行した夜行列車に付けられた愛称。天体の彗星にちなむ。寝台特急の「彗星」は1968年から2005年まで京阪神と日豊本線方面を結ぶ列車として運行された。

なお、20系14系14系15形24系24系25形583系と国鉄が設計・新製したすべての寝台特急用車両が使用された列車である。

爆撃機の「彗星」

大日本帝国海軍の単発複座式艦上爆撃機。日本の航空機としては数少ない液冷エンジン『アツタ』を搭載していた。

海軍自らが次世代の艦上爆撃機を研究するための機体として開発され、零式艦上戦闘機並みの小柄な機体に胴体内爆弾庫、電動式の操作機構など当時の最新技術を多数盛り込んでいた。

昭和15年11月に完成した試作機は零戦をもしのぐスピードを発揮し、更に航続距離も要求値を超え操縦性などの良好だったため、まず二式艦上偵察機として採用した後、九九式艦上爆撃機の後継として艦上爆撃機「彗星」の名で採用される事になった。

しかし、前述したようにこれは元々研究用の航空機であり、量産・実用性は全く考慮されていなかった。このため、当時の工業力では高品質な生産が難しかったアツタエンジンの不調や、電気系統の不作動、整備性の悪さが次々と発生。遂には「複雑・繊細ニシテ実用機ニ非ズ」の烙印まで押されてしまった。

しかし本機に代われる機体などなく、海軍は量産を続けるしかなかった。三三型からは生産が伸び悩んだ『アツタ』エンジンから空冷の『金星』エンジンに換装したものの、戦局の悪化もあり特攻に用いられるのがほとんどだった。

ちなみに生産数は2157機と、零戦や一式陸上攻撃機に次いで3位。

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