概要
宮下純一によるライトノベル。原作『仮面ライダー剣』の後日談であり、最終回からそのまま繋がっている(『仮面ライダーディケイド』とは分岐している)。言うなれば、あの衝撃の最終回から「繋がっているかもしれない未来」の可能性の一つである。
講談社から発売された『仮面ライダー剣 超全集』に収録された短編小説「たそがれ」とは時系列設定が異なるため、「たそがれにつながる未来」「ディケイドの世界につながる未来」「小説版の未来」の3つがある、と言うことなのだろう。
舞台は西暦2304年、記憶を失った剣崎一真/仮面ライダー剣が大海原を漂う『箱舟』にたどり着いたところから始まる。
世界観
本作は300年後の未来を描いており、地球温暖化などの影響で荒廃し、地表の殆どが海に沈んだ世界を描いている。貧富の差は増大し、南極の「天蓋都市」に提督と呼ばれる統率者が折り、彼らによって民衆はカースト制度の下で一握りの上流階級のために牛馬の様に働かされている。
3代目提督の命令により、提督に反旗を翻した一族は投獄されるか『箱舟』と呼ばれる巨大客船に押し込まれて南極から追放され、今なお海を漂っている。剣崎がたどり着いたのも、そんな箱舟の中の一つであった。
関連項目
小説仮面ライダークウガ:同じく後日談。
小説仮面ライダー龍騎:リメイク。
異形の花々:パラレル。
小説仮面ライダー響鬼:過去編。
Zを継ぐ者:TV準拠の番外編。
アンクの章:過去編。