概要
フキ(蕗)のつぼみの花茎。花が開かぬ前の鱗片状の包葉に包まれたものを食用にする。
野山や道端など、日あたりのよい場所に自生する。わが国最古の野菜のひとつで、現在では栽培もされている。
自生しているものを摘む時期は、雪の少ない地方では、2月ころに若草色のつぼみを摘む。雪の多い地方では、雪が解けきらないうちに、雪の下で黄色い「ほう」が開き、芽をだしたものを摘む。
栄養成分
ビタミン類やカリウム、カルシウムなどのミネラルを含み、食物繊維も比較的豊富に含むので、便秘に効果的といえる。
特有の香りとほろ苦い味わいは、カリウムとポリフェノール化合物のクロロゲン酸によるもの。